緊急事態宣言が解除され、飲食店の営業時間制限も緩和されている一方で、コロナ禍が収束したわけではない。企業には、引き続きテレワークの推進が求められているため、以前のように、出社が大前提ではなくなりつつある。筆者が取材する企業の中にも、緊急事態宣言の有無とは関係なく、テレワークを取り入れている会社は多い。
とはいえ、すべての仕事がオンラインで完結するわけではない。むしろ、リアルとオンラインのハイブリッドで仕事をするケースも増えているはずだ。また、テレワークといっても、つねに自宅で仕事をするとは限らない。仕事専用のスペースがなかったり、気分転換のために、外出先でオンライン会議に参加することもあるだろう。
そんなときに便利なのは、軽くて持ち運びやすく、そのまま通信ができ、各種オンライン会議アプリもそろっているiPhoneだ。PCやiPadがある場合でも、デバイスを分けるのは効率的。iPhoneでオンライン会議に参加すれば、PCやiPadでメモを取ったり、調べものをしたりといった作業に集中できる。
一方で、PCやタブレットとは違い、iPhoneならではの弱点もある。手に持って使う前提のため、端末を置いて使えなかったり、顔に近づけすぎると自分がどアップで映ってしまうことなどは、解決したい課題だ。そんなスマートフォンゆえの使い勝手の悪さは、周辺機器の“ちょい足し”で解決できる。1つひとつは2000円前後と手軽なため、ぜひ導入してみたい。
1.自宅の背景をザクっと隠せる「スクリーン」
自宅からビデオ会議に参加する際に困ることの1つが、背景の写り込みがある。キレイに片づけた仕事部屋で、本棚の1つでも置いてあれば見栄えはいいかもしれないが、住宅事情は千差万別。誰もが仕事専用の部屋を用意できるとは限らない。生活感にあふれた部屋を、会社の仲間に見せるのを躊躇する人はいるはずだ。同僚ならまだいいが、取引先だと、抵抗感はさらに上がってしまう。
そんなときにオススメしたいのが、簡単に展開できるクロマキー背景スクリーン。いすの背もたれに装着するだけで、簡単に利用でき、くるっと丸めて収納できるため、利用していないときに場所を取らないのも便利だ。筆者はエレコムが販売している「折りたたみ式クロマキー背景スクリーン」を購入したが、ちょうど背景が隠れて全面が緑になる。
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