自分の年収は適正だと考えている人の落とし穴 「年収」と「幸せ」のバランスに頑張りは無関係

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私の場合は、ついにそれに耐えられなかったときに意を決して、年収ダウンを覚悟して転職しました。年収はそうとう下がりました。しかし、転職市場で自分に「値」がついたことで、「ああこんなもんなんだな」という妙な実感がわき、安堵した覚えがあります。

年収はかなり下がりましたが、実は生活はさして変わりませんでした。年収が高いと思っていたころは、それが「あぶく銭」だと思っていたので、生活設計に使うことはできませんでした。自身が「こんなもんだ」と思ったところで、マンションも購入しましたし、楽ではなかったですが、子供も育てることはできました。

年収と幸せは必ずしも比例しない

以上のように、「年収が高ければ幸せ」とは限らないのです。

大切なことは「自身の年収が適正かどうか」を把握しておくことです。
そのうえで、いまの環境で頑張っていくか、環境を変えるのかを考えましょう。また、年収をもし上げたいのであれば、何が必要なのかも確認しましょう。

私の最新の書籍「人事の超プロが本音で明かすアフターコロナの年収基準」には、自身の適正な年収はどのくらいなのか、を大まかにですが知っていただく指標が書かれています。もちろん、年収水準は地域・業種・企業規模によって変わりはしますが、参考指標としては使えるはずです。

ぜひ1度、自身の仕事を振り返っていただき、適正な年収を確認してみてください。

幸せは「年収の多さ、少なさ」ではなく、自身で「適正な水準である」という実感によってもたらされるものなのです。

本連載の著者、西尾太氏の最新刊「人事の超プロが本音で明かすアフターコロナの年収基準」が絶賛発売中!! コロナによって変わった働き方を、どう評価してどうやって年収を決めていくのか。その答えが詰まった1冊となっています!

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アルファポリスビジネス編集部

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