かつて「エアポッド」でイヤホン市場に旋風を巻き起こしたアップルが、549ドル(約6万円)の「AirPods Max(エアポッドマックス)」で高性能ヘッドホン市場に再び変化をもたらしそうだ。ボーズやバング&オルフセンなど既存のメーカーは痛手を受ける可能性がある。
音響専門会社はスマホメーカーとの競争に苦慮
ヘッドホン市場では従来の音響専門会社に代わってスマートフォンメーカーがますます主導権を握りつつある。かつてヘッドホンが人気だった家族経営のゼンハイザー・エレクトロニックなどは、アップルの高性能の新製品や後続組の価格攻勢にさらされ、技術面やシェアなどでスマホメーカーとの競争に苦慮している。
ヘッドホンは特に新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まってからは、必須アイテムとしての要素や洗練性が増している。オンライン学習からゲーム、ビデオ会議など多くの場面でヘッドホンが頼りだからだ。
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