働きやすい企業ランキング--人気だけではわからない、CSRデータで分析! トップは日立製作所、資生堂、帝人


 働きやすい企業には優秀な人が集まる。そして、人の力により、さらに強い企業にするという好循環に持っていく必要がある。優れた企業ほど「企業発展のために不可欠な優秀な人材を集めるために、働きやすい制度が必要」という認識を持つ。

その一方で、充実した制度が競争力アップにつながらないケースもある。典型例が会社更生手続き中の10位、日本航空(JAL)だ。同社は学生の就職人気企業ランキングなどで上位の常連だった。確かに各種制度の充実度はすばらしく得点だけ見ると非常に高いが、企業は存続することができなかった。

社員にとって短時間勤務や充実した福利厚生、高い給料などの恵まれた環境はありがたい。だが、これを当然の権利と考え、ぬるま湯に浸かってしまうと企業は成長しなくなる。一人ひとりが努力し、伸びていかないと企業の競争力はどんどん落ちていく。

各企業は充実した制度を各社の競争力アップにつなげていくことが求められる。優れた制度だけでなく、結果も出ているか。本当に働きやすい企業を選ぶためには、このランキング以外にCSR企業ランキングや財務ランキングなどをあわせて見ていくことも必要だろう。
(岸本吉浩 =東洋経済 財務・企業評価チーム)

■働きやすい企業ランキング 上位100社/詳細解説はこちら(「投資お役立ちランキング」欄に掲載しています。

■CSR企業ランキング2010年版・上位200社/詳細解説はこちら(「投資お役立ちランキング」欄に掲載しています。

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