ベンツ「Sクラス」8年ぶり全面改良の超絶進化 デジタル世代のラグジュアリーを再定義する

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「PRE-SAFEインパルスサイド」は、側面衝突が不可避であることを検知すると、衝突側前席バックレストのサイドサポートに内蔵されたエアチャンバーが瞬時に膨張し、乗員をドアから遠ざけることで、衝撃の軽減が図られる仕様となった。また、従来と同様の機能であっても、対応速度域が広くなるなどの改良が加えられている。

日本限定販売の特別仕様車も同時受注

新型Sのクラスのラインナップは、レギュラーモデルが4種類と、発売記念限定モデル「ファースト エディション」が2種類の6種類。価格は以下のとおりだ(すべて税込み)。

<レギュラーモデル>
S400d 4MATIC:1293万円
S500 4MATIC(ISG 搭載モデル:1375万円
S400d 4MATIC ロング:1678万円
S500 4MATIC ロング(ISG 搭載モデル):1724万円

<ファースト エディション>
S500 4MATIC ロング(ISG 搭載モデル):1928万円
S500 4MATIC ロング <AMGライン>(ISG 搭載モデル):2040万円

540台の限定販売となるファースト エディションは、S500 4MATIC ロングをベースに、さらにエクスクルーシブさを追求した特別仕様だ。

ボディカラーはダイヤモンドホワイトとオブシディアンブラックの2色が用意され、AMGライン仕様ではさらに、インテリアカラーもブラックとシエナブラウン/ブラックの2種類を設定。標準仕様では19インチ、AMGラインでは21インチと、1インチずつ大型化された専用のアルミホイールが装備される。

インテリアは、ダッシュボードや前席のセンターコンソール、ドアトリムなどにもナッパレザーが用いられ、ルーフライナーはDinamica仕様に。さらに前席背面や後席中央のアームレストの一部にもウッドトリムを装備するなど、質感を向上させている。11.6インチリアエンターテインメントシステムも特別装備だ。

S500 4MATIC(写真:メルセデス・ベンツ日本)

2020年9月にデジタルワールドプレミアされて以来、2021年1月8日の発表時点でグローバルでの受注が4万台を超えた新型Sクラス。これは、従来型Sクラスの初期受注を優に上回るペースだという。日本での販売開始が、この好調な流れに拍車をかけることができるのか、期待が高まるところである。

先川 知香 モータージャーナリスト

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さきかわ ちか / Chika Sakikawa

初めて見たバイクレースでマシンをバンクさせながら膝を擦って進入していくコーナリングを自分もやってみたいと思ったのをきっかけに、マシンを操ることの面白さを知り、その面白さを多くの人に伝えるべくモータージャーナリストを志す。現在の対象は2輪から4輪までと幅広く、Web や紙媒体で執筆中。愛車は Kawasaki Z250 とGASGAS、TOYOTA86 MT 仕様。休日は愛車でのサーキット走行やトライアルにも挑戦中で、公私共に乗り物漬けの日々を送る。

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