「奇抜すぎて」普及しなかったレトロ家電7選 電動消しゴムに卓上噴水、テレビ型ラジオなど
初任給の8倍!日本初の「食洗機」
松下(現パナソニック)
電機自動皿洗機
MR-500 昭和35年 59,000円
電機自動皿洗機
MR-500 昭和35年 59,000円
外見は洗濯機のようですが、これは電気自動皿洗機、今でいうところの食洗機です。
日本初となるこの食洗機、発売は意外と早く昭和35年でした。
しかし、高卒の国家公務員初任給が7,400円の時代に59,000円と高価なこと。
5~7人の 家庭用にしては場所をとること。また一回洗うと100Lと、水を大量に使うこと。
そして「食器を機械に洗ってもらうなんて」という当時の常識もあって、残念ながら普及はしませんでした。
台所のオバQは働き者だった
松下(現 パナソニック)
食器洗い機
NP-100 昭和43年 29,500円
食器洗い機
NP-100 昭和43年 29,500円
電気自動皿洗機の誕生から8年、卓上式として発売されました。形が似ているところから、当時の人気アニメにならって通称“オバQ”。
卓上式なので「調理台に置けるコンパクト設計…4人家族の食器が一度に洗えます」(新聞広告)。たしかに調理台にも置けるのですが、 これでは場所をとってしまい調理台で料理はできないかも……。こちらも普及には至りませんでした。
しかし工夫を重ねて50年。小型化や節水を実現し、また共働き世帯の増加もあって、ようやく食洗機の時代が訪れました。
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