中国のゲーム会社CEOが「毒殺」驚きの事件内情 SF超大作「三体」を巡る確執と謎の遺産相続者

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林奇氏は遊族網絡の株式以外にも、大量の重要な資産を独立して保有している。彼は上場企業である遊族網絡とは別に、同時に約20の「游族系」の会社で重役を務めていたのだ。

この中には「三体」の映画の製作を行った遊族映画業、および「三体」の全世界における著作権所有者である三体宇宙(上海)文化発展有限公司が含まれている。

三体のネットドラマは間もなくクランクアップ

この1年間、遊族網絡のセカンダリーマーケットでのパフォーマンスは会社の思うようにはいっておらず、その市場価値は2020年初旬に比べて4割近く縮小している。「三体」の著作権の行く末が株価に大きな影響をもたらす可能性がある。

現在、三体宇宙はすでにグローバルストリーミングメディアであるネットフリックスと「三体」の英語版ドラマを協力して製作する契約を交わしている。テンセントビデオの「三体」ネットドラマも間もなくクランクアップする予定だ。また、遊族網絡はすでに「三体」のゲームプロジェクトを正式に始動することを発表している。

財新記者:関聡

※原文の配信は1月18日

財新編集部

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Caixin

2009年設立の財新は中国の経済メディアとして週刊誌やオンライン媒体を展開している。“独立、客観、公正”という原則を掲げた調査報道を行い、報道統制が厳しい中国で、世界を震撼させるスクープを連発。データ景気指数などの情報サービスも手がける。2019年末に東洋経済新報社と提携した。(新型肺炎 中国現地リポート「疫病都市」はこちらで読めます

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