サッカーW杯、最多ツイートは"あの瞬間" コートジボワール戦はどのくらいつぶやかれたのか

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前半16分、本田選手が前回の南アフリカ大会に続いて、日本代表の初得点を挙げた(AP/アフロ)

本田圭佑選手の劇的なゴールで先制点を奪いながら、悪夢のような連続失点により、コートジボワールに1‐2で逆転負けを喫してしまったサッカー日本代表。ワールドカップ(W杯)ブラジル大会は、手痛い黒星スタートとなった。

6月15日の朝10時。キックオフとともに日本中がテレビにかじりついた。自宅やスポーツバーでの観戦だけでなく、全国の主要なサッカースタジアムには多数のファンが押し寄せ、大型モニターに映し出される試合の模様を食い入るように見つめていた。地球の裏側で戦う日本代表に、文字どおり日本中から熱いエールが送られた。

この試合が行われている間、観戦のかたわらで、スマートフォンやパソコンなどで盛り上がっていたのがTwitter(ツイッター)だ。最大140文字の短い投稿(ツイート=つぶやき)を全世界に投稿するこのサービスは、どのぐらい利用されていたのだろうか。

全世界で396万ツイート

Twitter Japanによると、日本対コートジボワール戦に関するツイートは、試合開始1時間前から試合終了30分後までの間に、全世界で396万ツイートに及んだ。

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最もツイートされたのは、ジェルビーニョ選手のヘディングで逆転された瞬間(画像提供:Twitter Japan)

最も盛り上がりを見せたのは後半21分。オーリエ選手の右サイドからのクロスに反応したジェルビーニョ選手のヘディングシュートで、コートジボワールが逆転したときだ。このとき、1分間で11万9726のツイートがあった。

本田選手が先制ゴールを決めた前半16分は、1分間に11万7900ツイート。2000ツイートほどの差かもしれないが、日本の先制ゴールよりもコートジボワールの逆転のほうが驚きが大きかったということかもしれない。 ちなみに、後半49分、日本がコートジボワールに敗れた瞬間のつぶやきは、1分間に5万5462ツイートだった。

この日本対コートジボワール戦、Twitter上で話題になった日本代表選手は1位が本田選手、2位が岡崎慎司選手、3位が長友佑都選手の順。コートジボワール代表で最も話題になったのは、絶対的エースのドロクバ選手だった。

Twitter Japanは、日本対コートジボワール戦に関するツイートが全世界でどのようにツイートされたかを世界地図上でアニメーションとして示すビジュアライゼーションも公開した。 同社は、このW杯期間中、Twitter上の盛り上がりやさまざまなデータを公開していくとしている。

武政 秀明
たけまさ ひであき / Hideaki Takemasa

1998年関西大学総合情報学部卒。国産大手自動車系ディーラーのセールスマン、新聞記者を経て、2005年東洋経済新報社に入社。2010年4月から東洋経済オンライン編集部。東洋経済オンライン副編集長を経て、2018年12月から東洋経済オンライン編集長。2020年5月、過去最高となる月間3億0457万PVを記録。2020年10月から2023年3月まで東洋経済オンライン編集部長。趣味はランニング。フルマラソンのベストタイムは2時間49分11秒(2012年勝田全国マラソン)。

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