意外と知らない?「国対委員長」の仕事の中身 立憲民主・辻元清美氏が語る国会での舞台裏

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2つ目は、ほぼゼロからつくった政党が「野党第一党」になったこと。起業したてのベンチャー企業がまずそろえるのは「人」と「場所」です。各党とも国会議事堂の2階、3階に事務室を構えて、膨大な事務が伴う国会運営を行います。なのに、総選挙の前には存在しなかった立憲民主党には、国会内に机すらなく、国会運営に関わってきたスタッフもいませんでした。

だから私が国対委員長として最初にやらねばならなかったのは、一緒に活動するスタッフを探すこと、そして国会内の「拠点」づくりでした。拠点というと格好良すぎるかもしれません。

コピー機をリース契約し、インターネット回線を引き、文房具をそろえる……。「とにかく仕事できるようにしなきゃ!」という環境づくりでした(当初は「クリアファイルがない」など、そのつど売店に走りました)。

人集めにとにかく苦労する

とにかく人がほしい。政党は議員だけでは何もできません。そこへ、旧民進党時代から一緒にやってきた党職員2人が「とにかくやりましょう」と駆けつけてくれました。須永英一さんと池田洋一郎さんです。

民進党が分裂し、党職員の方々もいろんな思いを抱えていたときです。また、厳しい選挙に疲れ果てていたこともあり、気心の知れた2人がまず来てくれたことは涙が出るほど嬉しかったです。

しかし再会を懐かしむ間もなく、私たちは「6日後に野党第一党として国対を開くためのロードマップ」をつくる打ち合わせに入りました。2人は「僕らも国対は初めてです。辻元さんのやりたい国対をつくってください。僕らはそのお手伝いをします」と明るく言い、膨大な事務作業をオーバーワークぎりぎりでこなしてくれました。

池田さん、須永さんからは「ぜひ国対に詳しい先輩職員を誘ってほしい」とも言われていました。そこで、旧民主党時代から野党の国会運営を支えてきたベテランの国対職員の中山秀徳さんを拝み倒して、なんとか助けてほしい、とお願いしました。

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