カズレーザーが「男4人共同生活」を始めたワケ 毎日を楽しく暮らす秘訣は意外なところに

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「いや、ないですね。ストレス、一切ないです。マジでないと思う」

他人との共同生活にもかかわらず「ストレスは一切ない」と即答。お互いが快適に暮らすためのルールはあるのだろうか? 聞いてみると、1つだけ答えが返ってきた。

「『家賃は俺とたかしさんが多めに出します。それ以外の家のことは、君たちがやってください』だけ。開始時から、まったく変わってないです。家事は後輩に任せていて、掃除も料理も全部やってくれます」

大黒柱と家事担当を明確に分ける――いわば「超昭和型夫婦」が2組、一緒に暮らしているようだ。しかし、一般的にはまだ「お金を稼いでくる側が偉い」という風潮もある。家の中でのパワーバランスが、おかしくなることはないのだろうか。

「僕らは、後輩の家事の労力をお金で買ってるだけ。プラマイゼロで、イーブンなんですよ。だから、家の中では何も上下関係ないです。後輩も、敬語を使うくらいですね。いい友達です。みんなでゲームとかやって、楽しく暮らしています」

カズレーザーさんも、たかしさんも、偉ぶることは一切せず、後輩たちものびのび自由に暮らしているそうだ。多少家事を失敗しても、目くじらをたてることもない。むしろ、ちょっとしたアクシデントも楽しんでいるのだという。

「料理も下手くそだから、メシはちっともおいしくない(笑)。でも、おいしくないはおいしくないで、楽しいんですよね。毎日ずっと食べるわけでもないし、別にいいんですよ」

向上心がある人はシェアに向いてない

社会全体の結婚率も下がっている昨今、血縁に限らない共同生活は、1つの理想の形にも思える。寂しさを抱えることもなく、「家族」の責任を背負わなくても済む。気ままな暮らしだが、カズレーザーさんは1つだけ忠告をくれた。 

「向上心がある人は、ルームシェアしないほうがいいと思います。やっぱり、シェアハウスとか住んでて成功した人って、あんまり聞いたことないんでね。集まって暮らしちゃうと、皆なあなあになって、低いほうに流れてくだけなんですよ。ぼーっとしてるやつが集まるならいいけど」

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