カズレーザー「人生すべて成り行き」の深い真意 「何にも執着しない」「風呂敷も広げない」理由

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人気タレントだからこそ、さまざまな誘いが舞い込んでくるが、欲は出さない。自分のキャパシティーを自覚し、無理のない範囲で、今大切にすべきことを優先しているようだ。

「自分がやれそうにないことは、気軽に口にしないようにしています。本当にやりたいことって、宣言しなくても勝手にやると思うんですよ。もっと成功したいとか、いっぱい稼ぎたいとか考える人なら、周囲に宣言したほうがうまくいくんだろうなと思いますけど、別にそういう意欲もないし」

他人の評価を気にする必要はない

『カズレーザーが解けなかったクイズ200問』(マガジンハウス)(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

社会的な評価を気にせず、自分軸で生きられるカズレーザーさんの自由さは眩しい。一般的に、仕事をするうえでは人事評価や競争がどうしても発生するが、過剰に他人の目を気にしてしまう人にかける言葉はないか、率直に聞いてみた。

「褒められても褒められなくても、別に何も変わんないじゃないですか? 他人の評価に振り回されるの、しょうがない気がするんですよね。もちろん資本主義社会ですから、ライバルより先に次の一手を見つける人のほうが偉いわけで、何もしない僕が間違ってると思うんですけど(笑)。別に、何もしないのんびりしたやつがいてもいいんじゃないの?と思います」

SNS社会で、承認欲求を持て余している人に対してもズバッとコメント。

「周囲からの評価が気になるなら、スマホ捨てたら?と思いますね。スマホ、別にいらなくないですか? 利用してる人がいっぱいいるから、『SNSってすばらしいもの、価値のあるもの』って空気になってるだけなんですよ。全員が広告ブロックするアプリ入れて、金を生まないツールになったら、価値観なんてまた変わってくると思います」

(次回に続く)

小沢 あや コンテンツプランナー 、 編集者

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おざわ あや / Aya Ozawa

音楽レーベルで営業とPRを経験後、IT企業を経て、2018年に独立。エッセイのほか、女性アイドルやミュージシャン、経営者のインタビューを多数執筆。Engadget日本版にて「ワーママのガジェット育児日記」連載中。豊島区公認の池袋愛好家としても活動している。

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