「新型ノートvsヤリス」徹底的に比較してみた

新しさの「新型ノート」と安心感の「ヤリス」

一方の新型ノートも小型車向けの新型プラットフォームを採用することで、乗り心地や操縦安定性が向上しているという。ヤリスとの比較は実際に試乗してみないとわからないが、先代ノートのe-POWER車では、モーター駆動によるEVのような加速感が鮮烈だっただけに、新型の走りがどうグレードアップしたか気になるところだ。

なお、最小回転半径はノートが4.9m、ヤリスが4.8m~5.1mとほぼ互角。いずれのモデルも、街中の細い路地などでも走りやすい、コンパクトカーならではの小回りのよさも魅力だ。

内装やシフトノブの違い

新型ノートのインパネまわり(写真:日産自動車)

新型ノートの運転席でまず目につくのは、先代モデルに比べ、より大型で見やすくなったセンターディスプレイだ。メーターと一体感を出したディスプレイの配置やコンソールなどのデザインも、より上質で新しさを感じられる。

ヤリスのインパネまわり(写真:トヨタ自動車)

ヤリスの運転席も、大型のセンターディスプレイが非常に見やすく、メーターにはアナログとデジタルが選べるマルチインフォメーションディスプレイを採用。ノートと比較すると、どちらかといえばシンプルな印象ではあるが、各スイッチ類の使い勝手なども良好だ。

前席シートは、どちらも背もたれが腰を包み込むため、ホールド感は高い。また、適度な硬さがあるため、柔らかすぎて長時間のドライブで腰が痛くなるということはないだろう。

シフトレバーは好みが分かれるところだ。新型ノートの電制レバーは、ハイブリッドやEVらしさを強調したような近未来感があるスクエアなボックス型だが、ヤリスでは、AT仕様のシフトレバーに、従来からあるスティック状の一般的タイプを採用している。

いずれも、前後に動かすことでシフト変更する操作方法はほぼ同じだが、デザインはかなり異なる。こういった仕様の違いも、初めて乗っても「いつもの感じで運転できる」ヤリス、「新しさや電動化」を全面に押し出したノートという、それぞれの性格がわかる点だ。

ステアリングは、ノートとヤリスのいずれも、角度(高さ)を調整できるチルト機構と、前後位置が調整できるテレスコピック機構の両方を持つ。

いずれも、ドライバーの体型などに合ったドライビングポジションを取るためには、非常に重要な機構だ。コンパクトカーなど小型車では、コストダウンのため両方の機構を持たないモデルもある。こういった細かいけれど、安全性にも関わる大切な機構が備わっている点も、これら2台が「真面目なクルマ作り」をしていることの証だといえる。

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