株主優待に熱中する「桐谷さん」のトクする発想 5万円ずつ分散して広くメリットを受け取る

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しかし、値上がり益狙いの投資は非常にリスキーです。値上がりすると思って買った株が下がってしまったら、大変なことになります。

今は、配当が平均2%弱まで上がってきており(コロナの影響で一時的に減少するかもしれませんが)、安定株を長期保有すれば、貯金しているよりもずっと利回りはよくなります。値上がり益狙いの投資のような危険性はありません。加えて、優待も手にできるとなれば、さらに利回りはアップします。

配当利回りは「配当金÷株取得にかかった金額」で計算します。優待利回りは「優待の価値÷株取得にかかった金額」で表します。

そして、この両方を足したものが、これからあなたが保有しようとしている優待株の利回りになります。

配当は出なくても、優待が優れているために利回りがいい銘柄もあります。

ここで注目すべきは、配当金には約20%(正確には20.315%)の税金がかかるのに、優待品には税金がかからないという点です。

例えば、QUOカードを優待品として出している企業は多いですが、これに税金はかかりません。1000円のQUOカードはそのまま1000円の価値を持ちます。

しかし、1000円の配当金からは20%引かれ、800円しか受け取れません。このように、優待株はあらゆる面において得。定期預金にしておくよりもずっといいということがわかるでしょう。

5万円前後から買える!おすすめ優待銘柄

優待株を始めたいと思っている人にとって大事なポイントは、「なるべく少ない資金で始められる」ということです。下手な冒険はできません。

最初は1単元(100株)5万円前後で買えるところを狙いましょう5万円前後の優待株を少しずつ増やし、4~5つほど保有するようになると、生活面でいろいろ得ができることが実感としてわかってくるはずです。

ただし、安ければいいというものではありません。同じ5万円前後でも、まだその企業が注目されておらず、実態よりも過小評価されているのと、業績が悪化して株価が下落したのとでは、意味がまったく違います。

「安いから」と業績が悪化した企業の株を買っても、倒産されたら紙くずです。お金は返ってこないし、優待も手にできません。そこは忘れないでください。

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