杉原杏璃がグラビア外に見つけた稼業の原動力

芸能1本でなく投資、事業にお金の流れを作った

グラドルであり、投資家であり、そして事業の経営者でもある杏璃さんに、つねに新しい挑戦を続ける原動力は何か、お話を聞きました(東洋経済オンライン編集部撮影) 
グラビアアイドルの杉原杏璃さんは現在、「財テクタレント」として知られる。その豊富な知識から、投資セミナーやイベントに多数出演する売れっ子だ。
昨年、著書『株は夢をかなえる道具 女子のための株式投資入門』(祥伝社)を上梓すると、6度の重版がかかり話題となった。今年7月には、『不動産投資は自分らしく生きる道具 女子のための資産運用入門』(祥伝社)を刊行した。
グラドル時代は会食の席で、「君、大学も行ってないんだ」「田舎者だね」などと嘲笑する発言を周囲の人間から浴びせかけられた経験もあるという。しかし現在は、投資で得た資金を元手に一念発起。経営者としても頭角を現す。力強い半生に迫ると、つねに「投資と共に生きる人生」があった。

グラドルとして人気が出たのは30歳目前

「いつか、芸能界で活躍する」

そう誓った少女が、ようやくグラビアアイドルとして人気者になったのは、30歳を目前に控えた頃だった。

杉原杏璃さん(以下、杏璃さん)、38歳。その人である。

彼女は24歳から本格的にグラビア活動を開始、SNSを武器にはい上がってきた。

2017年にグラビア卒業後は、タレント活動と並行して投資家、経営者としても活躍の場を広げる。

株式投資を始めて約10年で1億円の財産を築く“億り人”になり、現在はグラビア業で培ったスキルを生かしてソフト補正下着のブランドを手がける。大手通販チャンネルで販路を拡大し、年商2億円まで上りつめている。

「芸能界のお仕事だけでは食べていけず、投資を始めました」

1982年6月12日。杏璃さんは瀬戸内海の真ん中に位置する広島県福山市で、先祖代々、自営業を営む家庭に生まれた。

子ども時代に家族間で交わされたのは、「この商品、わが家で売ったらもっと売れるのに」とか、「このお菓子、パッケージを変えたらいいのに」といった類の会話だったという。

商魂たくましい家庭に育つなか、自然と自分の力で勝負ができる「芸能界」を志すようになる。10代後半から女優業に邁進するも挫折。それでも、希望は捨てなかった。小さなマンションに住みながら、来る日も来る日もブログでファンに向けたメッセージを発信し続ける。

すると、少しずつ事態は好転した。グラビアの仕事依頼が途切れることなく来るようになったのだ。

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