観光客解禁、ハワイの現状はどうなっているか 失業者が増えて治安は悪化、スリにご用心

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一方で、新規オープンの話も聞く。ワイキキからすぐそばのマッカリー地区で、イタリアンのレストランがオープンした。居抜き状態で、かなり低い金額で購入ができるのが魅力ということだ。日本の不動産関係の人が新しくレストランを始めたという話も聞く。

オアフ島のみであるが、連日の感染者数が50人以下であれば、11月半ばにいよいよ警戒レベルをレベル3に引き下げる予定であるが、ここ最近はまた100人を上回る日も出てきた。レベル3に進むためには4週間続けて、1週間の平均感染者数が20人~49人でなければならない。1週間目は50人以下だったが、11月4日から2週間続けての平均感染者数が71人(11月4日~)、81人(11月11日~)という具合だ。特例で11月18日から2週間続けて平均感染者数が50人以下に抑えられれば次のステップのレベル3に進むとホノルル市長は発言している。

懸念される治安の悪化

ハワイはアメリカの他州と比べても治安が良い印象があるが、コロナ禍によって、周囲では銃を買い足したという話を聞く。スリの話も以前より聞くようになった。ちょっとした時間ならと思って荷物をすべて車の中においていなくなったすきに全部取られてしまう、また店が長く休業状態なことを知って、天井から店内に入って、そこで生活するようなホームレスもいるという。

ワイキキは車も少なめ(筆者撮影)

日本の厚生労働省が認可する新型コロナウイルス感染症の核酸増幅検査(NAT)を行うことができる21カ所の医療機関と契約を締結し、2020年11月6日のフライトより日本向けの事前検査プログラムが適応されることが発表された。これにより、日本を出発する72時間以内に契約を締結した日本国内の21カ所の指定医療機関で新型コロナウイルス感染症の検査を受け、ハワイ入国時にハワイ州指定の陰性証明書を提示することにより、ハワイ到着後の14日間自己隔離が免除される。

また11月18日、ハワイ州は、日本の厚生労働省が認可する新型コロナウイルス感染症の核酸増幅検査を行うことができる36カ所の医療機関と新たに契約を締結した。これにより、合計で57カ所の指定医療機関で事前検査プログラムに必要な陰性証明書を発行することができる体制が整った。

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