今回追加された36カ所の指定医療機関には、ハワイ便が発着する羽田空港と成田国際空港内の検査センターが追加され、これにより、日本国内の地方空港から乗り継いでハワイを訪れる旅行者にも利便性が高くなったほか、連休や年末年始にも対応できる体制を整えることができた。
6日(金)、7日(土)、10日(火)、14日(土)の日本からの直行便でハワイに訪れた人数は437人だった。ハワイ時間11月23日の時点で、 11月の臨時便は10便、12月は51便、1月は32便の予定だ。
14日間の自主隔離がなくなったことで、ハワイに長期滞在をしている日本人もいるようだ。会社のズームミーティングにハワイから参加したビジネスマンもいると聞く。
ザ・カハラ・ホテル&リゾートのPR担当者は、プルメリアビーチハウスなどのレストランもソーシャルディスタンスを保ち、席数も50%に削減、プールサイドも同様に席数を減らして対応しているという。フロントデスクもアクリル板を使い、いたるところに消毒液を置き衛生管理を徹底しているという。「客室稼働率は6月から8月は地元の人が宿泊するなどで3割ほど、年末年始も例年の半分くらいという状況だ。来春ごろより観光客が戻ってくることを期待したい」と話す。
ホテルの多くが再開
ワイキキではホテルの再開も始まった。主要ホテルでは、ロイヤルハワイアンは12月1日より再開となるが、ハイアット、シェラトン、トランプなどのホテルはすでにオープンしている。
11月10日現在、ロイヤルハワイアンショッピングセンターは約95%の店舗がオープン、インターナショナルマーケットプレイスも約75−80%の店舗がオープン、アラモアナセンターも80%以上の店舗がオープンとなり、観光客を待ち望んでいる状態である。
ハワイ州観光局 日本支局長のミツエ・ヴァーレイさんは、「オアフ島で2回目の外出禁止令が発令された際も約7万人の人が無料で受けられるPCR検査をして、とにかく新型コロナウイルスの感染者数を減らすことに力を入れている。11月末まで住民、観光客もワイキキ内(ワイキキシェル)において無料でPCR検査が受けられる」と、現地での検査体制の徹底ぶりを示唆している。
ハワイに元のように観光客が戻るのは来年の夏以降となりそう。ワイキキの通りを観光客がすずなりに歩く光景を再び見られる日が待ち遠しい。
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