東京駅「小売り激戦区」、JR東海勝ち残りの秘密 新幹線の真下という細長い用地で独自の存在感

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南側の東京ラーメンストリートも同様で、当初はこのエリアにはラーメン店のほかに中華料理があったり、ほかのお店もあったりと混在していた。そこでラーメン店を並べるというコンセプトを固めた。おいしいラーメン店は全国にたくさんあるが、東京にもラーメンの名店が多い。東京で真っ先に食べたいと思うようなラーメン店を4店入れて、2009年に東京ラーメンストリートの第1期をオープンした。それを強化して2011年に8店舗でグランドオープンした。

――店舗選びはどうやって?

当社は店舗誘致に際して、いわゆるリーシングコンサルを使わない。北は函館、南は鹿児島まで、全部当社のメンバーが食べに行っている。

――リーシングコンサルを使わないメリットとデメリットは?

リーシングコンサルには圧倒的なノウハウがあるので、大きな開発でもスピーディーに手っ取り早くできるというメリットがある。ただ、当社の場合、ゾーンごとに順番に開発しているので大掛かりな開発をしているわけではないと。自分たちでやりきれないということはない。ノウハウという点でも、キャラクターストリートやラーメンストリートはすでに聖地化しているので、コンサルさんが持っていない情報がここにどんどん集まるようになっている。

百貨店とどう勝負するか

――大丸は以前からデパ地下に力を入れており、鉄道会館はグランスタ東京を8月にオープンしました。

グランスタさんとほぼ同じタイミングで当社もお土産や弁当を売る「東京ギフトパレット」を1階にオープンした。大丸さんの食品売り場、お菓子売り場にも負けないようにしていく。

東京ギフトパレットに出店した「クラブハリエ」。駅ナカとは思えない内装だ(記者撮影)

――大丸では「ねんりん家」のバームクーヘンが人気ですが、東京ギフトパレットにもバームクーヘンで有名な「CLUB HARIE(クラブハリエ)」が出店しました。キャラクターやラーメンは差別化戦略でしたが、バームクーヘンに関してはガチンコ対決ですね。

クラブハリエさんとは、「百貨店と同じことをやってもしょうがない」ということで議論を重ねた結果、“エコ”をコンセプトにした。百貨店のしっかりしたパッケージではなく簡易包装。さらにバームクーヘンの「耳」と呼ばれる隅っこの部分も商品化した。百貨店とどう切磋琢磨していくかはつねに考えている。

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