自己陶酔な方へ、「ポエムの対義語は自虐です」 ネットにポエムを書きまくる4つのグループとは?

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ネトウヨ系、スタートアップ系、ヤンキー系もすごい

「ネトウヨ系」は、自分をいっぱしの論客のように思い込んでいるネット右翼の人々。

「安倍(晋三)さんのフェイスブックのコメント欄は、国士様(ネトウヨを揶揄するスラング)だらけ。『安倍さん、あなたの政策に私は全面的に感動しました。ずっとついていきます!』とか、『我々日本国民の明るい未来には、盗賊詐欺国家、中国・韓国、百害あって一利無し!! 100倍返しだ!! 徹底撲滅!!』とか書いている」

「スタートアップ系」は、自分の生きざまや決意を熱く語る起業家の人々。

たとえば、“サムライ社長”の「夢実現ブログ」にはこんな文章がつづられている(以下に引用)。

人生一度きり!
後悔するのはゴメンだ!
だから俺は夢ばっか追い続けている。
もちろん失敗は多いけど、
成功した時の達成感と感動がたまんないんだよね。
だから俺はきっと死ぬまで夢を追い続けるだろう。
ていうか、追う!
だってそれが俺の生きる道だし、
俺が俺であり続けるには信念を貫き通すしかないから…

 

ネット上で宣言し、有言実行に自分を追い込んでいるのかもしれない。

「ヤンキー系」は、青春や友情、恋愛ネタをストレートにぶちまける人々。「偏差値35のヤンキーが、『俺、マジ、一生、カナコを守る』とか書いている」。

もともと、こうした文章を書く人は昔から一定の割合で存在した。「グルメ系」は日記帳に書き、「ネトウヨ系」は自費出版し、「スタートアップ系」は訓示を会社の壁に掲げ、「ヤンキー系」が恋をすればラブホテルのノートに書き残した。それらが今はネットで即、発信されるようになり、第三者にも見えやすくなったのだ。

「4つの層は広大なネット空間に分かれて存在し、互いにいっさい、交わらない。それぞれが切磋琢磨して表現している。共通するのは自己陶酔だ」

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