ネットで相手を魅了する「最初の1分」の使い方 リモートプレゼン上手はいったい何が違うのか

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さらに詳しく分解すると、「PREP法」という手法もあります。

P(Point)    要点
R(Reason)   理由
E(Example)  事例
P(Point)    再度要点

PREPのほうがSDSよりも詳細なので、一層わかりやすくなります。ただしPREPにすることで冗長になっては本末転倒ですから、SDSで差し支えありません。そしてこの骨子に基づいて台本を準備し、練習するというのが一連の流れとなります。この際、日頃の練習として有効なのは、毎日次のようなテーマで1分トークをしてみることです。

・ 「グッド・アンド・ニュー」(最近起こったちょっといいこと・新しいこと)
・わが社の美点
・今ハマっている食べ物
・自分の好きな格言
・今やっている仕事の魅力
・今日の朝刊から

これを毎日誰かに話すことで、「1分でこのくらいしゃべれる」という感覚を身に付けることができます。逆に言えば、実際に話さなければ永遠に上達しません。

不慣れなうちは原稿を作る

プレゼンの有無にかかわらず、ビジネスパーソンなら1分くらいの話はすんなりできるようになっていたいものです。不慣れなうちは原稿を作るとよいでしょう。400字から600字くらいが、通常の1分間の分量です。

一度800字程の原稿を準備し、無駄を削って仕上げるようにすると伝えたい内容と文言が洗練されます。ライティングの練習にもなりますのでやってみるといいでしょう。

ここまで、1分トークについて紹介してきましたが、ビジネスの現場で行われるプレゼンともなれば、込み入った内容を簡潔に説明することが求められます。そのためには、この1分トーク力を発展させた「10分プレゼン」にまとめることをお勧めします。そうして論旨を明確にすれば聴き手にササり、成果に導くことができるようになります。

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