――電力事業について、JXは現在、電力会社向け卸売りや産業向け小売りを行っており、自社分で合計137.5万kWの発電能力を持っている。16年からの家庭向けを含めた全面自由化に向け、どういう戦略で臨むか。
今後も卸売りや産業向け小売りを拡大し、発電能力も2030年までに400万kWに増やしたい。20年には250万kW程度になるだろう。
発電所の建設には時間とカネがかかる。石炭火力やガス火力などの発電所を一から作るだけでなく、既存の製油所の残渣油(ピッチやコークス)を発電燃料として有効活用するものからスピーディに始めていく。それは製油所の高度化や競争力向上にもつながり、当社としていちばんの強みになる。
家庭向けの電力小売り参入については、16年の解禁時にスタートラインに立てるよう現在、ビジネスモデルを検討中だ。当社は全国に1万1000件以上に及ぶSS(ガソリンスタンドのネットワーク)を持っており、その有効活用も検討したい。ガソリン・軽油だけでなく電気でも顧客と接点を持ち、エネルギーに関する多様なニーズに応えることができないか、具体的な検討を進めたい。
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