フランス、ドイツにおけるインターネット選挙運動の歴史--解禁へ向け動き出したインターネット選挙運動[5]

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 ウェブサイトを「情報発信」「双方参加」「全体品質」などの項目から分析するため、そもそも要求される品質のうち、どの程度を満たしているのかにつき、パーセンテージで評価している。数値が大きいほど、高品質ということになる。

ロワイヤルは早々と高品質のサイトを作り上げていたが、投票日までにサルコジが急激に追い上げたことが見て取れる。また、サルコジは情報発信を特に重視したが、ロワイヤルは双方参加をつねに意識していたこともわかる。
 


 グラフのとおり終盤にはサルコジが優位となり、ロワイヤルは内輪の集会で失言するものなどネガティブな動画が数万回再生されるなどで失速し、リアルでもネットでもサルコジの勝利として決着した。

Web2.0に踊らぬドイツ人

ドイツの主要政党としては、キリスト教民主同盟(CDU)、社会民主党(SPD)、自由民主党(FDP)、緑の党(Greens)、左派党(Left)がある。それらの政党を中心とした選挙運動が行われてきた。

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