元国防相逮捕!メキシコ麻薬組織のヤバい実態 「まるでゴッドファーザーの世界」と話題

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テレビの映像からパドゥリーノがシエンフエゴス氏であると判明した段階で、地元紙『ホルナダ』でも明らかにされているように、アメリカの検察はニューヨークの該当する裁判所に昨年8月14日付で逮捕状を申請し、受理された。

ベルトゥラン・レイバの当時のリーダーはファン・フランシスコ・パロン・サンチェス(通称EL H2)という人物で、シエンフエゴス氏はサンチェス氏が率いる組織の密輸に協力する見返りとして、高額の賄賂を受け取っていた。麻薬の「密輸先」は、ロサンゼルス、ラスベガス、ニューヨーク、ミネソタ州などだったという。

また同紙によると、シエンフエゴス氏とEL H2の協力関係は、EL H2がメキシコの海兵隊に追跡されて銃撃戦で13人の仲間とともに死亡した2017年2月まで続いた。海兵隊はシエンフエゴス氏が直接影響力の及ばない軍部で、シエンフエゴス氏といえどもEL H2を事前に守ることができなかったようだ

著名弁護士事務所と契約

ちなみに、メキシコではカルテルと政治家、軍人、警察らとが癒着しているのはよくあることで、カルテにとって各部門の権力者と結びつくことは重要なことである。例えば州知事を味方につければ、カルテルの意向に沿う判事を州の裁判官に任免してもらう、といったことが可能になるわけだ。

前述の『ホルナダ』によると、今回の逮捕に当たって、アメリカ検察当局はロサンゼルスの法廷に対して、ニューヨークで公判が開かれるまで保釈金を払って解放させないように要求している。

こうした中、地元電子紙『ラ・オクタバ』(10月16日)が報じているように、シエンフエゴス氏は、かつてメキシコで公安相を務めたヘナロ・ガルシア・ルナ氏と同じ弁護士事務所と契約した。ルナ氏はメキシコで、ビセンテ・フォックスとフェリペ・カルデロン両元大統領の政権中に連邦調査局局長、そして公安相を務めた人物。在職時はカルテルを取り締まる一方で、裏では麻薬王と呼ばれていたエル・チャポことホアキン・グスマン・ロエラが率いるシナロアを優遇して賄賂を受け取っていた。ルナ氏も昨年12月にテキサス州ダラスでDEAに逮捕されて、現在ニューヨークで公判中である。

今回、メキシコ政府はシエンフエゴス氏が逮捕される可能性について事前に知りながら知らぬふりをしていたようだ。というのも、地元電子紙『シネンバルゴ』によると、在アメリカ・メキシコ大使マルタ・バルセナ氏が、ロペス・オブラドール大統領にDEAがシエンフエゴス氏について詳細は不明であるが調査をしていると伝えたのは、シエンフエゴス氏が逮捕される2週間前だった。

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