人生が好転する「真の居場所」見つけた人の言葉

42歳で実家を出て最高の伴侶を見つけるまで

――結婚生活はいかがですか。

超楽しいです。お互いに人生経験を積んでから結婚したからなのか、相手を自然と尊重することができます。例えば、私は5時間睡眠ですが、妻は10時間ほど眠りたい人です。睡眠時間をパートナーから強制されたら嫌ですよね。だから、相手にも生活習慣を変えてほしいとは思ったことはなく、ケンカらしいケンカをしたことありません。

昔は「やりたい仕事をやる」ことにこだわっていました。でも、いまは仕事以上に好きなことがあります。ホームパーティーです(笑)。妻との日常をとても楽しめています。

――杉田さんの場合は、自分ができることとできないことを見定めて、できることで努力をして稼げるようになったことが大きいと思います。でも、普通に仕事をしていてもパートナー探しがうまくいかない人は少なくありません。ケースバイケースだとは思いますが、アドバイスをお願いします。

まさにケースバイケースで、一概には言えないと思います。また、私は心理セラピストの立場でしかアドバイスすることができません。メイクの専門家に聞けば、「メイクをこうすれば婚活はうまくいく」と教えてもらえるのと似ています。

その前提で申し上げます。パートナー探しがうまくいかないという悩みを抱える人によく見え隠れするのは、子どもの頃の親とのぎこちない関係性です。

例えば、自分に興味がない男性ばかり好きなり、自分に興味を示してくれる人はキモいと思ってしまう女性。子どもの頃の話を聞くと、父親が自分に関心を持ってくれなかったそうです。すると、「私は男性から興味を持ってもらえない人間なのだ」という自己認識を形成しやすくなります。

「いい人」に出会うことが近道

人は、自分が思っているとおりの自分でないと気持ち悪いものです。とても疲れているときに電車に乗り、目の前の座席に座っているおばあさんから席を譲られたとします。私なら「いえいえいえ。大丈夫です」と遠慮して、慌てて別の車両に移ってしまうでしょう。

オレはお年寄りから席を譲られるような弱い人間じゃない、と思いたいからです。移った車両ではおじいさんから席を譲られると、今後はお年寄りの前に立つことすら避けるようになるかもしれません。

自己認識が行動を規定するのです。つまり、「自分は他人から愛される価値のある人間なんだ」という自己認識を自然と持っている人はよきパートナーを見つけやすいと言えます。

――そんな自己認識を持つためにはどうすればいいでしょうか。

人は人の中で変わっていくものです。「いい人」に会うしかない、と私は思います。ここでいう「いい人」とは心が安定している人のこと。友人や同僚でもいいし、もちろん恋人でも構いません。

心が安定していない人は、愛されているのかどうか不安な気持ちを恋愛感情だと勘違いしていることもあります。すると、誰かと親密になることを避け続ける回避型の人を好きになってしまうのです。安定型の人に好意を示されてもピンと来ないでしょう。でも、その安定型の人があなたを救ってくれるかもしれません。

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