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ここから先はおなじみ競馬コーナーだ。

この週末は神戸新聞杯(G2、中京、芝2200メートル)と産経賞オールカマー(G2、中山、芝2200メートル)という2つの重賞レースがある。いよいよ秋競馬が本番という季節でありますな。

神戸新聞杯は順当にコントレイルが勝って、史上3頭目の無敗3冠馬達成にリーチをかけるだろう。これは買わずに見るレース。とはいえ、最後の菊花賞を勝てるかはまた別問題で、後でゆっくり検討したいところ。

オールカマーは、春の天皇賞を連覇したフィエールマンが出走回避となり、9頭立てとさびしい顔ぶれとなったが、こちらを取り上げたい。人気のカレンブーケドールは、この時期の中山の重馬場を勝ち切るようなイメージがない。

オールカマーの本命はクレッシェンドラヴ

本命はクレッシェンドラヴ。前走は七夕賞(G3)で勝利したが、その時の2着馬、ブラヴァスがその後、新潟記念(G3)を制している。レベルの高いレースだったと見ていいだろう。鞍上の内田博幸博騎手が、21日のセントライト記念(G2)をバビットで制しているのも心強い。

対抗には中山を得意とするミッキースワロー。いずれも6歳馬となるが、円熟期にあるようで、ベテラン同士の好勝負を期待したい。
穴馬にはステイフーリッシュ。それから小倉記念(G3)で3着になったアウトライアーズが、何かやらかしそうな予感がしている。

かんべえ(吉崎 達彦) 双日総合研究所チーフエコノミスト

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Kanbee

吉崎達彦/1960年富山県生まれ。双日総合研究所チーフエコノミスト。かんべえの名前で親しまれるエコノミストで、米国などを中心とする国際問題研究家でもある。一橋大学卒業後、日商岩井入社。米国ブルッキングス研究所客員研究員や、経済同友会代表幹事秘書・調査役などを経て2004年から現職。日銀第28代総裁の速水優氏の懐刀だったことは知る人ぞ知る事実。エコノミストとして活躍するかたわら、テレビ、ラジオのコメンテーターとしてわかりやすい解説には定評がある。また同氏のブログ「溜池通信」は連載500回を超え、米国や国際政治ウォッチャー、株式ストラテジストなども注目する人気サイト。著書に『溜池通信 いかにもこれが経済』(日本経済新聞出版社)、『アメリカの論理』(新潮新書)など多数。競馬での馬券戦略は、大枚をはたかず、本命から中穴を狙うのが基本。的中率はなかなかのもの。

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