「ヤリスクロス」実際買うならどのグレードか? 多彩なメーカーオプションも考慮した選択を

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最近のトヨタ車としては、メーカーオプションの数が多いヤリスクロス。その中からオススメしたいメーカーオプションをピックアップしよう。

まず、「Z」以外を選ぶのであれば、フルLEDヘッドランプ&リアコンビランプ(7万1500円)は、ぜひ選んでおきたいところ。そうしないとヘッドランプが通常のハロゲンランプとなってしまい、明るさに不満が出てしまうだろう。

LEDヘッドライトはハロゲン仕様とライト内のデザインも異なる(写真:トヨタ自動車)

キャラクター的にはもちろん、実用的な装備としてはステアリングヒーターとシートヒーターも欲しい。「Z」はシートヒーターが標準のため、ステアリングヒーター単体で1万1000円、「G」では運転席イージーリターン機能とセットオプションで3万1900円となっている(「X」では選択不可)。

アウトドアレジャーにもガンガン活用したいと考えているならルーフレール(3万3000円)もチョイスしたい。ヤリスに比べれば広いものの、4名乗車でレジャーに向かうとなるとトランクルームだけでは物足りなくなる可能性が高いため、ルーフボックスなどを装着できるベースはあったほうがよい。ただし、ルーフレールも「X」では選択不可だ。

災害時にも使える非常時給電システム付コンセント

ハイブリッドモデルを選ぶのであれば、AC100V・1500Wのアクセサリーコンセント(4万4000円)はマストで装着したいオプションだ。アウトドアレジャー時はもちろんのこと、非常時給電システム付なので、災害時などに電源車としても使うことができる。

本格的なオフロード走行はしないまでも、河原でのバーベキューやキャンプなど、不整路に行くことを考えているのであれば、スペアタイヤ(1万4300円)を選択肢に入れておこう。パンク修理キットは標準装備となっているが、岩場などでサイドウォールを傷つけてしまった場合、修理キットではカバーできないためだ。ただし、ハイブリッドの4WDには設定がないほか、ラゲッジアンダートレイのスペースが圧迫されるというデメリットも存在する。

シティユースにもアウトドアレジャーユースにも活躍してくれるクロスオーバーSUVのヤリスクロス。グレードやオプションの選択方法で大きくキャラクターが変わってくるので、自分にピッタリの組み合わせを見つけたい。

小鮒 康一 フリー(ライ)ター

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こぶな こういち / Kouichi Kobuna

1979年5月22日生まれ、群馬県出身。某大手自動車関連企業を退社後になりゆきでフリーランスライターに転向という異色の経歴の持ち主。国産旧車を中心にマニアックな視点での記事を得意とするが、実は現行車へのチェックも欠かさない。また、中古車販売店に勤務していた経験も活かし、中古車系の媒体でも活動中。できればどこへでもクルマで行きたいタイプで、電車移動は苦手な部類。通称「フナタン」。

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