台湾の蔡英文総統、菅首相と電話会談予定せず  森喜朗元首相の発言に中国が懸念示す

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 台湾を訪問した森喜朗元首相が、蔡英文総統(写真)との電話会談に前向きな姿勢を示す菅義偉首相の言葉を伝え、中国が懸念を示したことを巡り、蔡氏は9月20日、菅氏との電話会談は予定していないと述べた。写真は台北での財界会合。8月撮影(2020年 ロイター/Ann Wang)

[台北 20日 ロイター] - 台湾を訪問した森喜朗元首相が、蔡英文総統との電話会談に前向きな姿勢を示す菅義偉首相の言葉を伝え、中国が懸念を示したことを巡り、蔡氏は20日、菅氏との電話会談は予定していないと述べた。

7月に死去した李登輝元総統の告別式に参列するため訪台した森元首相は18日、蔡総統と会談し、機会があれば電話などで話したいとの菅首相の言葉を伝えた。

中国外務省は19日夜、日本側に説明を求めたところ、そのようなことは「決して起きない」との説明があったと明らかにした。

蔡氏は20日、記者団に対し、この件について森氏と話していないとしたほか、「現時点で(菅氏と)電話で話す予定はない」と述べた。

日本の外務省報道官も、両氏の電話会談の予定はないとした。

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