「眠りが浅い人」が熟睡できるほんの少しのコツ 1日中使った脳と体は、なかなか休まらない
朝起きて、体重計に乗って体重が減っていると、つい「朝食を抜いてもっとダイエットを加速させよう!」と考えてしまいがちです。しかし、これが大きな落とし穴なのです。寝ている間にしっかり代謝が行われると、朝起きたときには前日の食事で摂取したエネルギーはほとんど残っていません。
朝食を食べずエネルギーが不足したままの体は筋肉を分解し、それをエネルギーの源とする「糖新生」を行います。つまり、朝ごはんを食べないとせっかく前の晩に筋肉を刺激し、成長ホルモンによって筋肉を鍛えたにもかかわらず、それがエネルギーとして使われてしまうため、筋肉量が落ちてしまうのです。筋肉量が減れば、基礎代謝も下がり、自然とやせる体が作れなくなるどころか、脂肪をため込む体となってしまうのです。
糖新生以外に、インスリンの過剰分泌も危険です。仮に6時間寝て、朝食を抜いて昼まで我慢をしたとすると、約12時間はなにも口にしていないことになります。そうなると血糖値がどんどん下がってしまい、その分、次に食事をしたときに急激に血糖値が上がり、「インスリン」が過剰に分泌されることになります。
インスリンは肥満ホルモンともいわれ、血糖値が急激な乱高下を繰り返すたびに肥満ホルモンが分泌され、ますます脂肪をため込みやすい体になってしまうのです。
日常の動作を大きくしてみる
ちなみに食べたものを消化吸収するのにもエネルギーは消費されます。タンパク質は約6時間、食物繊維は約3時間、炭水化物は20分から2時間程度で消化されます。より代謝をアップさせるなら、積極的にタンパク質や食物繊維を摂ってください。食事時間や、食事の選び方でも、自らやせる体は作れるのです!
僕がおすすめするのは日常の動作をすべて大げさにすることです。毎日の通勤や通学時の歩行、掃除をするときの動きなど、日常行っている動作を少し大きくするだけで、消費カロリーをアップさせることはできるのです。ちなみに普通に歩くより、早めに大股で歩くだけで、なんと消費カロリーは1.4倍になるといわれています。
日常の動作を大きくすることで代謝&筋力アップさせて、基礎代謝をさらに上げて寝ている間にもっともっと燃える体を作りましょう。
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