テレワーク中の指導がついパワハラになる理由 会社への不平不満が生まれる職場のカラクリ

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ケースの解説

業務指示をしっかりとできる上司は素晴らしいのですが、その指導・監督が細かすぎることをマイクロマネジメントと言います。このスタイルのマネジメントが必ずしもダメだというわけではありません。「業務指示が明確で動きやすい」とプラスに評価されることもあります。

しかしマイクロマネジメントは、時間の経過に伴って、多くの部下にとって悪い影響も与えていくようになります。つねに上司の目を意識し、「何を言われるのか」とビクビクしながら仕事を進めていくような状態がストレスとなります。

次第に、「自分の意見は関係なく、言われたことを忠実にやらなくてはいけない」と感じ、自身の考えを持たず、機械のように業務をこなさなくてはいけない状況に陥ります。中にはこの段階でメンタルダウンになることもあります。

こうして「働きづらさ」が増していくと、「あの上司は嫌いだ」と公言するなど、上司との人間関係は悪化し、中にはマイクロマネジメントをされていることについて「パワハラを受けている」と言う社員すら出てきます。結果、やる気の低下や離職が起こります。

「マネジメントの3要素」から考えるパワハラ防止対策

ケースの対策

このケースでの対策を考える際には「マネジメントの3要素」の理解が重要となります。マネジメントに関する理論はこれまでたくさん発表されていますが、私はマネジメントを3つの要素に分けることをおすすめしています。

①業務管理:目標設定や業務計画・業務指示・進捗管理などが入ります。多くの人が考える「マネジメント」のほとんどがここに含まれていると想定されます。マイクロマネジメントはこの業務管理における1つの型となります。

②評価:部下の評価を行い、それを伝えることもマネジメントの1つです。

③精神的サポート:このところ注目されているのが精神的サポートです。メンタルヘルスに関するラインケアはもちろんのこと、キャリアサポートや、昨今多くの会社で取り入れられている「1on1(ワン・オン・ワン)ミーティング」も含まれます。

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