ストーリーで語るべき、これだけの理由 美女を口説き、人はコンピュータに勝る!

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ネットに接続された画面を見る時間が多くなるほど、物事を深く理解する習慣がなくなり、考える力が弱まります。実はこれ、危険信号です。内容の表面(Surface)だけでは、集中して物事を突き詰めて考えられないので、お笑いは客を笑わせることが、慈善団体は寄付金を集める力が、マーケターは自分の考えを意思決定者に説明する力を失います。特に私のようなSurface(表面)男は危険。

なぜ、今、ストーリーなのか? ストーリーで語るには、物事を深く突き詰めて考えないと説明できません。ネットで考える力が弱まった私たちには、ストーリーで語ることが必要です。

なぜ、ストーリーで語ると理解できるのか?: 順番に記憶を思い出せるから

たとえば「ブログとは、覚書や評論を記録するものである」なんて説明されるよりも、順を追って説明すると理解は深まります。2ちゃんの前にはあめぞうがあり、その前にはパソコン通信があったように、今日のブログへと連なる系譜となっているのが、テキストサイト、その前がウェブ日記です……と、順番に説明されると、記憶の連鎖でブログについて深く理解でき、興味が湧いてくるはずです。

順番に説明しないと、頭の中が真っ白になってしまいます。たとえば私は子供に歌うとき、いきなりさびの部分から歌いだすことはできません。順番に記憶を思い出すかのように、歌の最初の部分から始まり、曲の進行とともに音が頭に浮かんできます。

興味と理解は友達みたいなもので、興味を持ったらどんどん深く理解します。そして、関連しているさまざまな事柄へ連鎖します。私のようにコンピュータに興味があると、集積回路やマイクロプロセッサーから、台湾、中国、北米の産業や歴史へ連鎖します。

実際にあなたが歩き回るのと同じように、順番に場所をたどって説明することで、その背景にあるさまざまな自分の経験と結び付け、興味を持って物事を深く理解できるのです。

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