S&P500とナスダック、連日で過去最高値を更新

ダウ構成銘柄からエクソンモービルなど除外へ

米国株式市場は、S&P総合500種指数とナスダック総合指数が連日で最高値を更新する一方、ダウ工業株30種は60ドル値下がりした。ニューヨーク証券取引所で3月撮影(2020年 ロイター/Lucas Jackson)

[ニューヨーク 25日 ロイター] - 米国株式市場は、S&P総合500種指数<.SPX>とナスダック総合指数<.IXIC>が連日で最高値を更新する一方、ダウ工業株30種<.DJI>は60ドル値下がりした。新型コロナウイルス治療への期待や米中通商協議の進展が相場の下支えになった。

一方、月末に1対4の株式分割が予定されるアップル<AAPL.O>は0.8%安と軟調だった。株式分割に伴いダウ平均の構成比も下がる。

ダウ平均の構成銘柄からは、石油大手エクソンモービル<XOM.N>、製薬大手ファイザー<PFE.N>、防衛大手レイセオン・テクノロジーズ<RTN.N>の3銘柄が除外され、情報サービス大手セールスフォース・ドットコム<CRM.N>、製薬大手アムジェン<AMGN.O>、機械大手ハネウェル・インターナショナル<HON.N>が代わりに組み入れられる。

セールスフォースは3.6%高、アムジェンは3.2%高、ハネウェルは5.4%高。

ライトハイザー米通商代表部(USTR)代表とムニューシン米財務長官は、中国の劉鶴副首相と電話会談し、米中通商合意の「第1段階」を履行する決意を再確認した。両国の正式協議は5月初旬以来となる。

英製薬大手アストラゼネカ<AZN.L>は、新型コロナの予防や治療を目的とした抗体カクテルの臨床試験(治験)を開始した。18─55歳の健康な被験者最大48人を対象に、安全性や忍容性(副作用への耐用性)を調べる。

経済指標では、コンファレンス・ボード(CB)が発表した8月の米消費者信頼感指数が84.8と、前月の91.7から2カ月連続で低下し、2014年5月以来6年超ぶりの低水準となった。7月の新築一戸建て住宅販売戸数は、年率換算で前月比13.9%増の90万1000戸と、2006年12月以来約13年半ぶりの高水準を付けた。

スレートストーン・ウエルス(ニューヨーク)のチーフ投資ストラテジスト、ロバート・パブリック氏は「株式市場は経済が1年後に改善すると期待しており、半年から1年先の状況を織り込んでいる」と述べた。

航空大手アメリカン航空グループ<AAL.O>は2.2%安。コロナ禍の影響が引き続き旅行需要を圧迫する中、政府による航空業界向け雇用支援が延長されなければ、総従業員が10月に約4万人縮小する見通しと発表した。

家電量販大手ベスト・バイ<BBY.N>は4.0%安。第2・四半期(8月1日まで)決算は、既存店売上高が予想を上回って増加した。ただ第3・四半期については、失業増のほか、政府刺激策の縮小、新型コロナの感染拡大による世界的な供給網阻害などで、増収ペースは鈍化すると警告した。

ニューヨーク証券取引所では、値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.05対1の比率で上回った。ナスダックも1.48対1で値上がり銘柄数が多かった。

米取引所の合算出来高は83億株。直近20営業日の平均は94億8000万株。

 

終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード

ダウ工業株30種 28248.4 -60.02 -0.21 28347. 28400. 28094. <.DJI>

4 42 74 57

前営業日終値 28308.4

6

ナスダック総合 11466.4 +86.75 +0.76 11370. 11468. 11343. <.IXIC>

7 23 26 04

前営業日終値 11379.7

2

S&P総合500種 3443.62 +12.34 +0.36 3435.9 3444.2 3425.8 <.SPX>

5 1 4

前営業日終値 3431.28

ダウ輸送株20種 11127.0 -21.60 -0.19 <.DJT>

1

ダウ公共株15種 810.80 -6.91 -0.85 <.DJU>

フィラデルフィア半導体 2243.06 +23.69 +1.07 <.SOX>

VIX指数22.05 -0.32 -1.43 <.VIX>

S&P一般消費財 1236.56 +6.52 +0.53 <.SPLRCD

>

S&P素材 394.39 -1.28 -0.32 <.SPLRCM

>

S&P工業 655.54 -0.61 -0.09 <.SPLRCI

>

S&P主要消費財 662.73 -0.85 -0.13 <.SPLRCS

>

S&P金融 413.65 +1.12 +0.27 <.SPSY>

S&P不動産 223.48 +0.68 +0.30 <.SPLRCR

>

S&Pエネルギー 272.94 -3.93 -1.42 <.SPNY>

S&Pヘルスケア 1245.11 +8.66 +0.70 <.SPXHC>

S&P通信サービス 204.38 +1.96 +0.97 <.SPLRCL

>

S&P情報技術 2100.18 +10.90 +0.52 <.SPLRCT

>

S&P公益事業 300.45 -2.79 -0.92 <.SPLRCU

>

NYSE出来高 7.54億株 <.AD.N>

シカゴ日経先物9月限 ドル建て 23305 - 25 大阪比 <0#NK:>

シカゴ日経先物9月限 円建て 23300 - 30 大阪比 <0#NIY:>

マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • 働き盛りでがんになった人たちの行動
  • 新型コロナ、長期戦の混沌
  • トクを積む習慣
  • ネットで故人の声を聴け
トレンドライブラリーAD
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
消える仕事、残る仕事<br>1億人の「職業地図」

コロナ、AI、脱炭素――。私たちの雇用を取り巻く環境が激変しています。今後、どんな職業を選ぶかは死活問題に。2030年に向け「消える仕事」「残る仕事」36業種、「会社員の価値」がわかる9職種を掲載。本特集が職業を改めて考える機会になれば幸いです。

東洋経済education×ICT