酒飲みにありがたい「チーズのすごすぎる効能」 美味しいチーズ選び「6タイプ」覚えるだけでOK

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問題はここから先です。残る3タイプの青カビ、シェーブル、ウオッシュはいずれもインパクトが強いものが多く、ベクトルは違いますが、ひと言で言えばどれも完全に「くさい」です。

ただそれに一度慣れた人は、そのくさみを感じることなく、ただ魅力だけを感じ取ることができます。少なくとも筆者のようなチーズヲタにとって、「くさい」は褒め言葉です。

美味しくて「くさいチーズ」の選び方

それぞれの「クセ」を完壁に言語化することは難しいので、食べたことがない人はぜひ実際に試して欲しいのですが、白カビよりも“刺激”が欲しいと思ったら青カビを、“酸味”が欲しいと思ったらシェーブルを、“まろやかさ”が欲しいと思ったらウオッシュを候補にします。

(出典:『図解 ワイン一年生 2時間目 チーズの授業』より)

それぞれの代表選手は、

青カビなら「洞窟育ちの田舎娘・ロックフォール」

羊乳独特のドロリとした口どけ。ちょっぴり辛い。世界三大ブルーチーズの1つでもある。

『図解 ワイン一年生 2時間目 チーズの授業』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします)

シェーブルなら「曲がったことが大嫌いなラストサムライ・サントモール・ド・トゥーレーヌ」

山羊乳独特の香りのハードルを越えたら、そこはグリーン・グリーンな見たこともない魅惑の世界。

ウオッシュなら「フェロモンで悩殺してくる妖艶な女性・エポワス」

チーズの中でもトップクラスの強烈な匂い。しかしいつの間にか「もっと欲しい」に変わってしまう魅惑的な美味しさ。

いずれもまったく異なるディープインパクトがあるので、それを楽しんで受け止められる心と時間の余裕があるときに選びましょう。

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