デキる大人が実践している「あえて夜やる習慣」 成功するためには「朝活」だけでは不十分だった

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あなたは夕食前にお風呂に入りますか。それとも、夕食後にお風呂に入りますか。

どちらでもいいのではないか、と思うかもしれません。ですが、結構重要なのです。

私の周りの結果を出し続けている人たちは、会食などがなく家で夜過ごすことができる日は夕食前にお風呂に入っています。それも、できるかぎりシャワーではなく、湯船につかっています。

湯船につかると「ふうっ」と息が漏れるほど、身体のこわばりが取れていくのを感じる人は多いでしょう。仕事をしたり、人と会ったり、オフィシャルな場に出ると、無意識のうちに筋肉に力が入ります。無意識に力が入っているので、自分では気づかないことがほとんどですが、その繰り返しで体の奥まで疲れがたまっています。この疲れを芯からとることができるのがお風呂(湯船)なのです。

疲れをとることで、身体が持つ本来の感覚が戻り、その後の夜時間の効果も高まります。お風呂に入る時間は早いに越したことはないのです。

素の自分になって未来を妄想する

お風呂は1日の疲れを癒す大事な時間であるとともに、自分の未来をつくる時間でもあります。未来にどんな自分になっていたら楽しいか、理想の自分になるためにはどんなことをすればいいのか、を存分に妄想するのに適しているからです。

人は誰かと一緒にいるときよりも、一人でいるときのほうが生産性が上がるというアメリカの研究結果もあります。

また、「人間は社会的動物である」というアリストテレスの言葉があるように、人はみな、自分に与えられた役割を演じながら過ごしています。上司として、部下として、父親として、夫として、恋人として……。それぞれの役に求められる対応をしながら、1日を送っているのです。

お風呂は、すべての装いを取り去った生まれたままの姿になり、リラックスできる空間です。その中で、自分と向き合い、本音で対話をすることで、自分でも意識できていなかった想いや感情が出てきたり、前向きなアイデアが生まれたりします。

私はこの時間を「一人未来会議」「一人戦略会議」と呼んでいます。疲れが取れ、リラックスできているからこそ、自然と前向きな発想になり、時には突飛とも思える目標が生まれることもあります。

机に向かって考えていては決して出てこないようなものばかりですが、これらを未来の目標に掲げたことで、地方のヘアサロンでスタイリストをしていた私の人生は、こんなにも大きく変わり、楽しくなりました。知人もお風呂で思いついたことをきっかけに、業界トップになっています。

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