離婚を決めたとき夫を憎む妻が陥りがちな誤解 元夫と「協力し合う」新しい子育てのコツとは
離婚をしたら「ひとり親」になるのは必然なのか
あなたは今どのような状況ですか。夫婦関係を修復したいと思っている人、離婚が頭をよぎっている人、具体的に離婚を計画している人、すでに別居や離婚している人もいれば、どうしたいのか自分自身でもわからないという人もいるでしょう。
夫婦だけだったら、財産の精算だけして、さっさと離婚することもできるでしょう。離婚後も自分ひとりだけ生きていく分ならなんとでもなります。しかしながら、子どもがいるとなるとそう簡単に決断はできません。
離婚しても養育費や国から支援をもらって生活しようと楽観的に考えている人もいるかもしれませんが、養育費はあくまで子どもの養育にかけるものですから生活費は自分で稼がなくてはなりません。自活できる自信ができてから別居や離婚の選択をすることが望ましいです。そして、なにより大事なことは自分だけではなく、子どものダメージを最小限にすることなのです。
「ひとり親」という言葉をよく耳にしますが、離婚した後に子どもにとって親はひとりになると思いますか。それともふたりのままだと思いますか。正解は「ふたり」。子どもの視点で考えれば、親が離婚したとしても、父親であることも母親であることもなんら変わりはないのですよね。冷静に考えれば、実はあたり前のこと。自分が子どもだったらどう感じるかと問えば、答えはシンプルです。
この「ひとり親の錯覚」により、なんと離婚した後に離れて暮らす親子で交流が続いているのはたった3割。毎年親の離婚を経験する子どもは約22万人と言われていますから、その7割つまりは約15万人の親と会えない子どもたちが増えていくわけですね。
なぜ、こんなに会えていないかというと、「ひとり親という固定観念」によって、夫婦の感情と親子関係を混同され「会わせない」「会わない」という選択肢を持つことができるからなのです。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら