在宅生活で売れまくる「ゲーム用家具」はコレだ 室内テントは売り上げ3倍に

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幅130cm×奥行130cm×高さ150cmのサイズなので、よくある幅120cm×奥行60cmくらいまでのデスクなら余裕をもって囲うことができる。天井部分はファスナー式で開閉でき、両サイドにメッシュ窓がついており、通気性も考慮されているのでエアコンがある部屋なら夏でも熱中症になる心配はなさそうだ。

ポップアップ式で設営も簡単らしく、たためば直径60cmの円形に収まるため収納にあまり悩まずにすむ点も、突如在宅勤務になった人にとっては導入しやすかったのではないだろうか。

同社によれば「子どもが自宅にいて仕事に集中できない」と購入するビジネスパーソンが結構いたらしいが、納得だ。実は筆者も在宅勤務ハプニングを起こしている。よりによって同社にオンライン取材を行っているときだったのだが、小学2年生のわが息子が乱入して一時中断となってしまったのだ。緊急事態宣言中は別部屋でおとなしくしてくれていたのに「なぜ?」と後から問い質したが、息子は謝るばかりで理由はわからなかった。

しかし、よくよく考えたら筆者がオンライン取材を行う部屋は親子の寝室で、息子の部屋でもある。しかも筆者は平時の執筆はシェアオフィスで行っており、息子からすれば「自粛要請は解けたしママは外に事務所があるのに、僕の居場所でもある部屋を仕事で占領する意味がわからない」のかもしれない。

同商品があれば、「寝室には入ってもいいけど、このテントの中には入ってきちゃだめよ」と立ち入り禁止エリアを明確に示せるので息子も仕事への理解がしやすくなるかもしれない。こうした強力な空間仕切り力を期待して購入した子持ちワーカーは多かったに違いない。

「日本人サイズ」と機能性が改めて注目された

ほか、デスク商品も売り上げが伸びたという。テレワーク需要が高まったので想定範囲内ではあるが、おそらくサイズ感や機能性が注目されたのだろう。同社は「日本人向けの設計」を意識している。例えば、既存の人気ゲーミングチェアは欧米製が多かったこともあり、同社の椅子は身長154cm~184cmの人が使いやすい低座面にするなど、当初から小柄な日本人の体格に合ったサイズ感にしている。

「ゲーミングデスク」。発売当初からのロングセラー商品だが、コロナ禍で改めてサイズ感や昇降式の利便性が注目された(写真提供:ビーズ株式会社)

使い心地にもこだわる。「ゲーミングデスク」(120cm幅商品参考価格 2万7750円、税抜)がいい例だ。デスクの高さは、1970年代に定められたJIS規格の70cmや、日本オフィス家具協会が日本人の体格向上に合わせ推奨する72cmなどいくつか基準値がある。

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