10年以内に「日本国民全員を踊らせる」男の告白 「SHOE DOG」に唸るダンス界の革命児FISHBOY

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フィル・ナイトは「ビジネスはアートだ」とも言っていますし、先ほど触れたように、ダンス文化を広めるには、アート性とビジネスのバランスが大事だと思っていますが、僕にはつねに、アートにロジカルで挑んでいるという感覚があります。

挑むから新しい何かが生まれる

アートには、いろんな要素があって、複雑に絡まって結果が出るものですから、ロジックだけでは説明できません。「こうすれば、こうなるんじゃないか? ……ああ、違ったか!」ということの繰り返しです。

兄(オリエンタルラジオの中田敦彦氏)が中心となったRADIO FISHとしてリリースした曲『PERFECT HUMAN』(2016)も、兄が徹底的にロジカルに突き詰めた結果、ヒットした作品だと分析しています。

ただ、それでうまくいったからと言って、また同じロジックで作品を作っても売れない。人の興味の流動性や、なにかを認めるときのあやふやな基準、日ごと移りゆくトレンドの流れは、本当に予測不能なものです。そういった世の中のコミュニティーの動きも含めてのアート、ということなのだと思います。

それでも挑もうとしているから、何かが生まれるのでしょうね。これからも、延々とアートに挑戦していくんだろうなと思っています。だから楽しい。これからもダンスを知ってもらうために、面白いものを次々と打ち出していきたいと思っています。

FISHBOY ダンサー

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十代前半より頭角を表し、各世代のあらゆるダンスコンテストで優勝。世界大会JUSTE DEBOUT優勝の経験も持ち、TVなどのメディアに露出しだすとRADIO FISHとして日本有線大賞・有線話題賞受賞、第58回日本レコード大賞・企画賞受賞、そして紅白歌合戦出場を果たす。プレイヤーとクリエイター、アンダーグラウンドとメジャーシーンを次元で行き来するストリートダンスの重要人物。

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