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"次期首相候補"が石橋貴明に見せた「ウラの顔」 石破茂という政治家の本質はどこにあるのか

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  • 関 卓也 「石橋、薪を焚べる」プロデューサー
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いつしか話はコロナ禍の現況にも及ぶ。

「私でいえばライブ・エンタテインメント議連の会長なんだけども、ライブでは誰が何に困っているんだろう」と、主催側も客側も満たされない現状を憂う。

「私なんかも高校・大学のころ、アイドル歌手の歌を聴いて元気になったクチだからね」と、石破の口からアイドルという言葉が出た瞬間。石橋貴明がすかさず切り込む。

「相当お詳しいと聞いたんですけど」。その一言をきっかけに「アイドル好きのウラの顔」の扉がついに開いた。

「今すぐにでも(政治家を)辞めたい」

アイドル談義に花を咲かせる石橋貴明(写真提供:フジテレビ)

話題は一転して昭和のアイドル話に。石破は63歳。石橋は今年59歳。4つしか違わぬ二人は、同じ世代を体感してきた。

「当時でいえば、誰がお好きだったんですか」と質問を投げかけると、石破からは南沙織に太田裕美、柏原芳恵から浅香唯に至るまで、昭和アイドルの名前が次々と出てくる。政治の話から離れると、表情もいつしか和らいでいた。

石橋が「えっ、その歌どんなでしたっけ」と聞けば、一節を流麗に歌う石破。「キャンディーズだったら誰派?」といった話題まで、アイドル話はしばし続いた。石橋と石破が、南沙織だ、キャンディーズだ、と盛り上がる対談が実現するとは、いったい誰が想像できただろうか。

日々国民に批判を浴びながら、政治の仕事を続けてきた石破。収録の途中で本当は「今すぐにでも辞めたい」と冗談で呟きながらも、70年代アイドルの話題を目を輝かせながら滔々と語り、石橋貴明と意気投合する姿はとても新鮮だ。

「お前のような人がいい奴には政治家なんて務まらない」と親に言われながらも、34年も衆議院議員を続けてきた政治家は、多彩な「ウラの顔」を併せ持って心のバランスをとってきたのかもしれない。(敬称略)

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