JXが中核事業会社3社の社長を総入れ替え

業績悪化の歯止めに向けて人心を一新

左から松下社長、杉森氏、三宅氏、大井氏、木村会長

JXホールディングスは21日、中核事業会社3社の社長を総入れ替えすることを発表した。JX日鉱日石エネルギーの新社長には同社常務の杉森努氏(58)、JX日鉱日石開発の新社長にはJX日鉱日石エネルギー常務の三宅俊作氏(61)、JX日鉱日石金属の新社長には同社常務の大井滋氏(60)が就任する(正式就任は6月下旬の株主総会後)。持株会社で3事業会社を束ねるJXホールディングスの木村康会長(66)と松下功夫社長(67)は留任。木村氏はJX日鉱日石エネルギー会長の兼務も続ける。

今回の人事の狙いについて松下社長は、「JXグループ発足から4年が経ち、各事業の基礎固めはできた。経営環境が大きく変動する中、今こそ長い先を見据えて経営に当たる必要があり、組織の活性化のため、若返りも含めて実施を決めた」と語った。また、木村会長は「3事業は大きな転換期にあり、さらなる飛躍につなげてもらいたい」と述べた。

3事業会社の社長交代は2年ぶりであり、比較的短期での交代となる。その背景には、JXホールディングス発足後から業績悪化傾向を止めることができない、厳しい経営状況がありそうだ。

JX誕生から3期連続で減益

新日本石油と新日鉱ホールディングスが経営統合してJXホールディングスが誕生したのが2010年4月。その初年度の2010年度(2011年3月期)の経常利益は4137億円(在庫影響を除くと3561億円)だった。それが、2011年度は4078億円(同2913億円)、2012年度は3283億円(同2710億円)と減益が続き、2013年度は3000億円(同2000億円)前後へ一段と落ち込む見通しだ。

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