自分の顔を「絵でデコる」若者たちの密かな狙い

インスタ「萎え」「映え」の後に来る新潮流

現在の高校生が小学校低学年の頃、シール交換がはやった。そのため大量にシールを持っていたりする。また、購入するとしても100円均一ショップや300円均一ショップなどで手軽に入手できる。

カラフルでガチャガチャしたシールを顔に貼り、暗い部屋でフラッシュをたいて写真を撮る。そうすることで、エモさが加わる。

近年、画面に自然光が多く写り込むことで写真の一部を白く飛ばし、エモさを出す「光漏れ」という写真が流行していたが、この顔面シール撮影も、光漏れのパターンの1つになるのではないか。

2. 雲メイク
雲メイクの事例(写真:筆者提供)

雲メイクとは、顔をキャンパスに見立てて、クリームアイシャドウやペンシルライナーなどを駆使して雲や空のメイクをすることだ。人気歌手のアリアナグランデも挑戦したことで#cloudmakeupというハッシュタグが世界中で話題となり、日本の女子の間でも人気となった。

雲だけではなく、空の色をカラフルにしてそれぞれ個性を出している。「カラフルな空に雲」が「夕焼け」を連想させ、女子高校生は雲メイクを“エモい”と感じる。

昨年から雲アイライン、雲ネイルと言ったように、部分的に雲が取り入れられるものが見かけられたが、2020年は顔にと、より大胆に取り入れることがはやっている。これも「シンプルさ」に飽きがきていることの現れかもしれない。

実際のメイクをするまでは面倒と思う人でも、インスタグラムのフィルター機能に「雲メイクフィルター」というものがあり、簡単に雲メイクを投稿できる。

3. インスタフィルター
インスタフィルターの事例(写真:筆者提供)

若者がInstagramで最も使う機能といえば、ストーリーズ機能だ。そのストーリーズ機能の中のフィルターが"さりげなく盛れ"て可愛いと人気になっている。

誰でもフィルターを作ることができ、世界中のクリエイターが作った数え切れないほどの数のフィルターが存在する。海外人気セレブモデルもこぞって使っている、人気クリエイターというものも存在する。例えばロシア出身の@holymariiaという人物だ。このように「インスタフィルターのクリエイター」の有名人もいたりする。

なぜ最近これがはやっているのかというと、冒頭でも触れたとおり、ほどよく「シンプルな盛れ方」をするからだ。

多くのフィルターをあるがその中でも、淡い色のスタンプや粒子加工のフィルターを使用することでエモさが出る。

UlikeやSNOWなど、近年多くの“盛れるカメラアプリ”があるが、それらを使うと、「盛れるアプリで撮った感」というものがどうしても出てしまう。その点、インスタのフィルターは爽やかな盛れ方なので、やりすぎ感が出ないという利点もある。

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