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星野源が圧倒的な存在に上り詰めた納得のワケ ソロデビュー10周年で新境地、ロールモデルに

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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コロナ禍における星野さんの行動力は、これだけに留まりません。19日に新曲「折り合い」をサプライズリリースし、しかも「トラック制作からボーカル録音までのすべてを自宅で完成させた」という、まさに“コロナ禍で生まれたラブソング”でした。配信でリリースし、ミュージックビデオをYouTubeで公開したことも併せて、そのスピード感を伴う行動力は令和時代のエンターテイナーに求められるものでしょう。

ビジネスパーソンにとってもロールモデル

最後にソロデビュー当時の10年前を振り返ると、当時の星野さんは、朝ドラ「ゲゲゲの女房」(NHK)にヒロインの弟役で出演し、劇団「大人計画」の舞台音楽を手がけ、初のエッセイ集『そして生活はつづく』を刊行するなど、マルチクリエイターとしての活動がスタートしていました。

しかし、まだサブカル好きの間で人気があるだけで全国的な知名度はなく、「『日本中の人々から支持される』というより、『熱狂的なファンから愛される』タイプだろう」と見られていたのです。

星野さんはそんな見方を覆して、わずか10年間で日本中の人々から支持される存在になったわけですが、さらに驚かされるのは、その間2012年と2013年に2度も、くも膜下出血の診断を受け、活動休止を余儀なくされたこと。命の危機に見舞われながらも活動の幅を狭めず、マルチクリエイターであり続けていることに改めて感心させられます。

令和に入って、ブレない星野さんの活動スタンスにようやく時代が追いつき、コロナ禍が訪れたことで、その凄さが際立ったのではないでしょうか。「気軽に話しかけられそうな親近感を漂わせながら、いざ仕事になると、スピーディーにさまざまなスキルを発揮していく」という星野さんは、エンターテイナーだけでなくビジネスパーソンにとっても、令和時代のロールモデルになりうる存在なのかもしれません。

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