「Apple Card」がシリコンバレーに与えた衝撃 利益度外視でアップルが金融に参入する理由
「アップルペイは使えますか?」
2019年、シリコンバレーに衝撃を与えるものが登場しました。アップルが出した、「アップルカード」です。日本にはおそらく2021年以降に入ってくるのではないかと思います。
私も持っていますが、一見するとクレジットカードです。しかし、よく見ると、高級感がプラスチックのカードとはまるで違います。白色のチタン製。アメリカのカード会社で年会費20万円、30万円も払うようなステータスカードに似ています。
そして、番号がない。セキュリティーを高めるために、番号が印字されていないのです。これなら万が一、落としても番号を人に知られ、ネットで使われることはない、というわけです。チップが埋め込まれており、暗証番号やサインとともに買い物ができます。
このカードは、iPhoneをはじめとしたアップルユーザーで、アメリカでの「信用スコア」が高い人に発行されます。発行も無料、年会費も無料です。
驚くべきは、このカードを使うだけでモノが安く買えることです。例えばコンビニで、レストランで、量販店で使う。どこで使っても1%割引で購入することができます。どこでも、です。ポイントバックではありません。現金にすぐできるアップルキャッシュという形での即日割引です。
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