コロナ禍でもタイガー・ウッズが注目された凄さ 中断していたPGAツアーが11日から再開へ

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やはり、ウッズの人気や低迷時期からの完全復活に多くの注目が集まるのだ。

今年、世界最高峰の舞台で84回目を迎えるはずだったマスターズは、コロナの影響で4月第2週の開催から11月に延期された。秋の開催もコロナウイルスの収束や第2波の懸念など、まだまだ不透明な状況ではある。

今年のPGAツアーはタイガーの活躍に注目

マスターズは世界のゴルフトーナメントの最高峰であるといっても過言ではない。特に、今年は昨年のマスターズで14年ぶり、5回目の優勝を果たしたタイガー・ウッズの連覇が期待され、例年以上に注目が集まっていた。

さらに、タイガーは2019年、日本で初めて開催されたPGAツアーの「ZOZOチャンピオンシップ」でPGAツアー82勝となり、サム・スニードと並び歴代最高優勝回数を達成した。残るはジャック・ニクラスの持つメジャー大会最多勝利18勝にあと3勝である。過去5回優勝している得意のマスターズでさらにメジャー優勝の積み上げが期待されていた。

タイガーがプロ入りしたのは1996年。現在44歳のタイガーは数々の記録を作ってゴルフファンのみならず、世界の人々を熱狂させてきた。

21歳104日でのマスターズ最年少優勝、24歳206日の最年少4大メジャー大会優勝のキャリアグランドスラム、PGAツアー歴代最高勝率、2000年から2001年にかけて4大メジャー連続優勝記録、2018年最終戦のツアー選手権に42歳でツアー5年ぶりの復活優勝など、記録と記憶に残る活躍を続けてきた。

現在も現役としてその記録を塗り替える可能性を秘めている。ゴルフ界のみならず、スポーツ界や社会に影響のあるスターである。

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