ホームレスを襲う未成年の理不尽すぎる暴力 1980年代から今まで断続的に起こっている

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途中からはストレス解消や暴力そのものを楽しむような状態になり、少なくともこの不良グループは2人のホームレスを殺めた。なお、このほかに2人が殺されており、別の “ホームレス狩り”を行うグループもあったのではないかと指摘されている。

それ以降も、このような未成年によるホームレス襲撃事件は断続的に起こっている。

河川敷ホームレスの最大の敵は未成年

快適な生活を送っているように見える河川敷ホームレス。しかし、彼らは理不尽な暴力を受けることもある。

繁華街で寝ているホームレスに暴力を振るうのは酔っ払ったサラリーマンであるケースが多い。しかし、河川敷には酔っ払ったサラリーマンはまずいない。

河川敷ホームレスに暴力を振るうのは、分別がない不良中高生や、バーベキューをやっている酔っ払った大学生だ。こういった未成年、学生加害者の多くは、集団で群れたうえで襲撃してくるからタチが悪い。

「夏になるとしょっちゅう石とか花火とかをぶつけられる。それもまあまあ我慢してたんだけど、ある夏に寝ていたら、中学生くらいの悪ガキに火をつけられたんだ」

2015年、多摩川で釣りをしていた人に紹介してもらった同河川敷で暮らすこわもてのホームレス(50代)は、そう被害を訴えた。就寝中にオイルをかけられ、ライターで背中に火をつけられたが、幸い燃え広がる前に火は消えた。しかし、熱さで暴れる姿を見て、その子どもは笑っていたという。

ほかにも

「小屋で寝ていたら学生服を着た子に、花火を打ち込まれた」

「中学生たちが悪ノリしていて、突然飛び蹴りをされた」

と、河川敷に住む多くのホームレスたちは、理不尽な暴力を一度は経験している。

このようにバカな未成年による街中のホームレス襲撃は断続的に起こっている。

1997年3月、中学2年生14人が、淀川の河川敷で暮らしているホームレスの男性(63歳)を約3時間半もの間、執拗に追い回し、集団でエアガンを乱発。その発砲数は1万発にもなった。使われたのはエアガン等8丁。至近距離2メートルから撃ち込み、やめさせようとする男性を取り囲んで

「集中砲撃!」

と声を上げ、代わる代わる連射し続けたという。

彼らを逮捕・補導した大阪府警がエアガンを調べると、5メートルほど離れた距離から撃っても、段ボールを貫通する威力があったという。目に当たったら大惨事になるところだった。

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