ボーイング、4月も航空機「受注ゼロ」のピンチ 事故相次いだ「737MAX」キャンセル響く

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米航空機大手ボーイング<BA.N>は12日、4月の受注がゼロだったと発表した。主力の新型機「737MAX」の受注108機分がキャンセルになったことが響いた。写真はワシントン州シアトルのボーイング敷地内に駐機する737MAX。2019年7月撮影(2020年 ロイター/Lindsey Wasson)

[12日 ロイター] - 米航空機大手ボーイング<BA.N>は12日、4月の受注がゼロだったと発表した。主力の新型機「737MAX」の受注108機分がキャンセルになったことが響いた。受注ゼロは今年になって1月に続き2回目。

4月の納入機数は6機。今年1─4月の納入機数は計56機となり、前年同期比67%減少した。

墜落事故が相次いだ「737MAX」が世界的に運航停止になった上、新型コロナウイルス感染拡大による旅行需要の急減が追い打ちをかけた。

受注状況の悪化は1962年以来の水準となり、同社は16万人に及ぶ従業員の10%削減を発表している。

競合する欧州の航空機大手エアバス<AIR.PA>も、4月の納入機数はわずか4機となり、前年同月比80%減少したと発表した。

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