ダイハツ「タフト」価格判明で見た競合車との差 安全機能と装備の充実にアドバンテージあり
近年、国内で発売される新型車は減ったが、軽自動車は活発だ。直近では2020年1月に2代目スズキ「ハスラー」が発売され(発表は2019年12月)、2月には日産「ルークス」と、三菱「eKスペース」「eKクロススペース」も登場した。
その背景には、軽自動車の高い人気がある。2019年度(2019年4月~2020年3月)に国内で売られた新車の内、実に37%を軽自動車が占めた。
小型/普通車は、商品開発が海外志向を強めて国内の売れ行きを下げたが、軽自動車は基本的に国内専売だ。それだけに、日本のユーザーにマッチした商品開発が行われており、新型車も多く販売比率も高い。
タフトの価格とスペックが判明
そんな中で2020年に発売される軽自動車の注目株がダイハツ「タフト」だ。
ハスラーのライバルとなるモデルで、背が高く内外装をSUV風に仕上げた新型車である。軽自動車もSUVも人気のカテゴリーだから、それをかけ合わせたタフトに関心を寄せるユーザーは多い。
タフトの発売は6月10日だが、販売店では5月上旬に価格やスペックも明らかにしている。今回はそのデータを入手したので、公式発表情報ではないが速報としてお伝えするとともに、ライバルとの違いを見ていこう。
グレード・価格 | |
X | 2WD:135万3000円/4WD:147万9500円 |
G | 2WD:148万5000円/4WD:161万1500円 |
Gターボ | 2WD:160万6000円/4WD:173万2500円 |
寸法・重量 | |
ボディサイズ | 全長3395mm×全幅1475mm×全高1630mm |
ホイールベース | 2460mm |
最低地上高 | 190mm |
室内寸法 | 室内長×2050mm×室内幅1305mm×室内高1250mm |
前後席の間隔 | 900mm |
車両重量 | 830kg(ターボ車840kg) |
タイヤサイズ | 195/65R15(全車共通) |
自然吸気エンジン | |
最高出力 | 52馬力/6900回転 |
最大トルク | 6.1kg-m/3600回転 |
WLTCモード燃費 | 2WD 20.5km/L、4WD 19.7km/L |
ターボエンジン | |
最高出力 | 64馬力/6400回転 |
最大トルク | 10.2kg-m/3600回転 |
WLTCモード燃費 | 2WD 20.2km/L、4WD 19.5km/L |
装備の面では、全車にLEDヘッドライト、電動パーキングブレーキ、ガラスルーフ&ブラックフィニッシュルーフヘッダーを採用。
G/Gターボにはアダプティブドライビングビームが標準装備、さらにGターボには、全車速対応アダプティブ・クルーズコントロールとレーンキーピングアシストも装備される(Gはオプション)。
室内では、荷室は汚れを落としやすい樹脂素材が採用されるものの、後席リクライニングとスライドは非装着の模様。アルミホイールはGとGターボに標準装備となる。
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