「安倍×星野源コラボ」国民の怒りを買った理由 犬と戯れる首相の動画はなぜ炎上したのか
今月5日、新型コロナウイルスの広がりにより外出自粛が呼びかけられている中、ミュージシャンの星野源さんがインスタグラムに「うちで踊ろう」という動画を上げ、「家の中での暮らしを面白がろう」というキャンペーンを始めました。
動画ではギターの弾き語りをする星野さんが「この動画に楽器の伴奏やコーラスやダンスを重ねてくれないかな?」と呼びかけ、それに反応する形でほかのミュージシャンなどがこの動画に合わせて歌ったり踊りを披露する動画を上げ、それらの「コラボ」が話題になりました。
そんな中、安倍首相もこの動画に反応し、自らが自宅のソファーで愛犬とくつろぐ写真を投稿しましたが、これがネットで炎上してしまい、ロイター通信が「日本の首相が家でくつろぐ動画が無神経だと批判を浴びる」と報じるなど海外メディアでも話題になっています。一国の首相として国民に外出自粛を呼びかけるために上げた動画が何故これほど炎上してしまったのでしょうか。
その「頓珍漢ぶり」はまるでルイ16世?
SNSでは自宅で優雅にくつろぐ安倍首相が「ルイ16世」にたとえられ、一時期ツイッターでは「ルイ16世」というキーワードがトレンド入りしていたほどです。動画を見てみると、犬と戯れる安倍首相の姿が映っており、遊び心を持った動画で国民に外出自粛を呼びかけたいとの意図が読み取れます。
しかしそれと同時に動画を見て何かスッキリしないモヤモヤ感が残ります。犬が悪いわけではありませんし、コロナウイルスが蔓延している中、家で過ごすことも言ってみれば「正しい」わけです。それなのに、どうしてこんなにモヤモヤしてしまうのでしょうか。
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