安倍首相、昭恵夫人をコントロール不能なわけ

コロナ下の花見と布マスク配布で大炎上

日本の最高権力者も奔放な夫人に振り回されている。写真は2019年11月にタイへ出発する安倍首相夫妻(写真:つのだよしお/アフロ)

新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言も秒読みとされる中、安倍晋三首相の場当たり的な対応と昭恵夫人の無自覚な振る舞いが炎上している。

奔放な言動で知られる昭恵氏は、東京で行動自粛が叫ばれる中、3月下旬に都内のレストランで「花見宴会」に参加したことが発覚。安倍首相も4月1日に「布マスク1億枚配布」を突然表明し、「エイプリルフールだと思った」などと集中砲火を浴びている。

ファーストレディとして適切な行動なのか

後半戦に入った国会は、コロナ対策最優先で「挙国一致ムード」(自民党国対)も漂い始めており、与党内では首相夫妻に対する批判・炎上は一過性に終わるとの見方が多い。ただ、国民の不信が拡大すると、今後の安倍首相の政権運営への足かせとなることは避けられそうもない。

昭恵氏のお花見騒ぎは、親しい有名芸能人ら10人以上の仲間との集合写真が3月26日にインターネット上で公開されたのが発端。2020年度予算の締めくくり質疑となった3月27日の参院予算委員会では、立憲民主党の杉尾秀哉氏が「昭恵夫人がグループで花見をしている写真が出回っている」と質した。

これに対し、安倍首相は「都内のプライベートなスペース、レストランで会合を持った際に記念撮影を行ったものだ」と昭恵氏の会食参加は認めたうえで、「都が自粛を求めている公園での花見というような宴会という事実はない」と不快そうな表情で反論した。

収まらない杉尾氏はさらに「レストランなら問題ないのか。ファーストレディの行動として適切なのか」と追及したが、安倍首相は「レストランに行ってはいけないのか。(シチュエーションなどを踏まえ)正確に発言してほしい」などと口をとがらせて言い返し、委員会室も騒然となった。ただ、追及劇自体は時間切れの尻切れトンボで終わった。

次ページ昭恵夫人は「ワーストレディ」
政治・経済の人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • ソロモンの時代―結婚しない人々の実像―
  • 非学歴エリートの熱血キャリア相談
  • コロナ後を生き抜く
  • 最強組織のつくり方
トレンドライブラリーAD
人気の動画
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
早慶上理・MARCH・関関同立、少子化でどうなる?
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
日本製鉄は「巨人トヨタ」でも1ミリも譲らない
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
山手線2日間運休「渋谷駅大工事」何をどう変えた
「ニッポン半導体」敗北の真相
「ニッポン半導体」敗北の真相
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
勝ち組シニアと負け組シニア<br>定年格差

「45歳定年」発言に対し一部で猛反発。現実には法改正で70歳までの雇用確保が今春努力義務化されました。人生100年時代といわれる今、従来の定年はもはやなくなりつつあります。老後も働くシニアが第二の人生を勝ち抜くためにすべきことは何でしょうか。

東洋経済education×ICT