子供の学力向上に「芸術鑑賞が効く」意外な理由 日本人が知らない「アート教育」メリット4選

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メリット3:脳が活性化する

ビジネスでは主に脳の言語領域を使用しますが、アートを用いることで非言語領域を活性化させることができます。ビジネスマン向けの対話型アート鑑賞や、子ども向けのアートプログラムによって、想像力、観察力、論理能力、計画実行能力、コミュニケーション力、他者への理解力が伸びることが明らかにされています。また、感情を呼び起こす作用を利用して、認知症の治療にも応用されています。

メリット4:ビジネススキルがアップする

アメリカの美術館では、早朝に「ビジネスマンのためのギャラリー・トーク」といったイベントが開催され、そこに多くのエグゼクティブが足を運んでいます。また近年、金融機関のスタッフが留学先としてアートスクールへ行くことも増えています。(『エグゼクティブは美術館に集う』より引用)

アメリカ、イギリスのビジネスマンの間では、「アート」は必須のビジネススキルという認識なのです。アートを学ぶ、その最初の入り口が、美術鑑賞です。単に趣味や娯楽としての芸術鑑賞ではなく、ビジネススキル、創造性を磨くための「アート」が今、注目されています。あなたも、美術館にいってみませんか?

自己成長につながる美術館の楽しみ方

「美術鑑賞しよう!」といっても、美術館に行ったことのない人は、絵画の見方がまったくわからないはずです。そんな美術館初心者のために、「自己成長につながる美術館の楽しみ方」をお伝えします。

(1)有名な画家、有名な作品から入る
まず美術展に行く場合、有名な画家、あるいは有名な作品から入るべきです。たとえば、ゴッホを知らない人はいないでしょうし、ムンクの「叫び」は必ずどこかで目にしているはずです。そういう「とっかかり」がまったくないマニアックな美術展にいきなり行っても、ついていけず、おもしろくありません。

(2)美術に詳しい友人と行く
美術館上級者は自分のペースでじっくり見るためにひとりで行く人が多いと思いますが、初心者は美術に詳しい友人と一緒に行くべきです。見るときは、ピッタリくっついて周る必要はありません。終わったあとに、互いに感想をシェアするということが重要なのです。

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