東大生が心底オススメ「勉強になるゲーム」3選 「歴史、科学、社会」…実感をもって学べる!
「勉強になるゲーム」といえば、なんといってもシミュレーションゲームでしょう。
シミュレーションゲームは学びの宝庫だ
東大生には、シミュレーションゲームが大好きな学生が多いです。
シミュレーションゲームとは、仮想のゲーム世界の中で自由に何かを作り上げたり、操作したりするゲームのことを指します。街を作ったり、生態系をいじくったり、星の動きを変更したり、会社経営をしたり……さまざまな形態がありますが、現実にある程度即しつつも、現実ではできない大胆で面白い仮想を楽しむことができます。
その中で一番人気なのが、『シティーズ:スカイライン』です。
このゲームは、「市長になって、街を自由に作ることができる」というものです。税金の管理も、工場区画の設計も、道路工事も病院の設計も災害対策も、すべて自由に行うことができるのです。
病院のない街を作ったらどうなるのか? 駅のない街を作ったらどうなるのか? 街に交差点を作らないとどうなるのか? こうした、現実では絶対にできないけれど試してみたら面白い街作りのシミュレーションができるのです。
このゲームのいいところは、現実世界の街に対する見え方が一気に変化する点です。「ああ、ここに駅を設置しないと、この道に渋滞が起こるのかも」「この交差点、なんでこんな作りになっているのかと思っていたけど、こういう意図があるのかも!」と、自分の生活圏から何かを学び取れるようになるのです。
「自分の身の回りから何かを学ぶ」のは非常に大切です。普段から、自分たちの身の回りにあることに疑問を持って生活できるようになれば、勉強ははかどります。こうした「身の回りのこと」を出発点とする問題は東大の入試でも多く出題されていますし、2020年入試改革以降の大学入試でも頻出だと言われています。
「街作り」の観点から「身の回りから学ぶ力」を高めることができるという意味で、このゲームは非常に役に立つと考えられます。
次もシミュレーションゲームです。『Universe Sandbox』という名前のゲームなのですが、これは「宇宙を自由に操作することができる」シミュレーションゲームです。
例えば月を地球に落としたらどうなるのか? 地球が太陽と同じくらいの大きさになったらどうなるのか? 重力が今の2倍になったら何が起こるのか? 地球温暖化が発生したらどうなるのか? そうしたシミュレーションを自由に行えるのがこのゲームです。
僕らは、想像力が働かないこと、または自分が見たことも聞いたこともないものについては、勉強してもなかなか頭に入らないものです。宇宙空間なんて、テレビかネットでしか見たことがありません。中学校の理科の教科書で「日食・月食の仕組み」を学んでも、ぜんぜんピンとこなかった人も多いのではないでしょうか。
でも、このゲームで実際に星の動きや地球の重力などをいじくってみれば、想像のとっかかりになります。教科書や本を読んでいても、「ああ、こんなシチュエーションはゲームで見たことがあるかも」となれば、勉強のハードルが一段と低くなるはずです。
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