「いつのまにかお金が儲かる人」に共通する習性 ひろゆきさんが考える「仕事と遊びの境界」

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だから、四六時中働いているとも言えるし、逆に遊んでいるとも言えるわけで、このタイプの人たちには「仕事の時間」と「趣味の時間」の線引きもほとんどないんじゃないかと思います。つまり、「就業時間」という概念がないのです。

そして、僕もその1人なわけですけどね。ゲーム好きがゲームをやっていて、それが自動的に仕事になったりするから、仕事と趣味を切り分けたことがないし、その必要もない。「このゲームが、どう仕事につながるか」とかを考えることもありません。

僕は最近、ボードゲームを作る仕事に没頭していますが、これも、もともとボードゲームを好きでやっていたら、仕事の話が転がり込んできただけです。

「好きだから延々できる」が価値になる

僕の場合、自分が動くのではなく、いろいろな業界の人が僕に声をかけてくれて、「じゃあ、やりましょうか」と乗っていくことが大半です。だから、どうやったら趣味が仕事になるかを教わりたいなら、僕よりも適任者がいるかもしれません。

ただ、こうして趣味が仕事につながっている理由を考えてみると、人よりかなり多くの時間を「好きなこと」に費やしているから、とは言えるかもしれません。

僕にとっては映画がそれで、1日に1本か2本は見ているので、少なく見積もっても年間500本はくだらないと思います。

聞くところによると、日本の人は、平均して年に1回くらいしか映画館に行かないらしいですね。映画館に行くかどうかだけでは判断できませんけど、世の中の大半の人が映画に時間を割かないのだとすれば、それは僕にとってのチャンスです。

僕は、ほかの人がまだ辿り着いていない映画の情報を知っているし、その情報が、そのまま有利に働くことが多いというわけです。

趣味でやっていたことを評価されて、仕事を依頼されたり、イベントとかに呼んでもらったりするのって、自分以外の人にはできないものを、そこで求められているということですよね。

僕の場合、ゲームや映画、マンガに関しては、ちょっと他人には真似できないくらいの時間を費やしていて、それだけの情報を持っているという自負があります。

といっても、「仕事のために、流行っているものは見ておかなきゃ」とか「アカデミー賞受賞作品は見ておかなくちゃ」みたいな意識はありません。みんなが注目しているものを僕が見ても仕方がないし、たまに見ることはあっても、受賞作品やヒット作品は「面白くて当たり前」と思ってしまいます。

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