来店激減のスポーツジムが「唯一伸ばせる余地」 緊急事態宣言で「運動不足」はさらに加速する

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オンラインフィットネスは手軽である一方、正しいポーズでできているか自身で判断できないこと、1人なので、途中で投げ出してしまいやすいことがデメリットとなりそうだ。

「動画では映像にこだわり、全体を見せる横向き、ポイント部分を見せる斜め上方など、いくつかのアングルで見せています。筋肉を休ませるインターバル中はちょっと映像をソフトフォーカスにしていることもこだわりポイントなのですが。舞子さんなどのトレーナーが『1、2』と声をかけたり、アドバイスをしながら、ユーザーと一緒にトレーニングをしているという見せ方にしています」(竹尾氏)

継続のためのモチベーションとなるのが、自分のトレーニングのログを残せることや、アプリ内でユーザー同士がつながれる仕組みだという。「交流場」というコンテンツでは、他ユーザーの運動メニューをチェックしたり、コンタクトすることもできる。

「体重が減ったという声も多く届いていますし、私自身が毎日やっているので、効果はあると断言できます。また、アプリのユーザー評価を見ていただければおわかりのとおり、評価の一方で厳しいご意見も多くちょうだいしているので、都度ブラッシュアップして使いやすくしています」(竹尾氏)

実際に試してみると…

しかし、誰にでも効果があるかということにはまだ疑問が残る。筆者も体験してみることにした。選んだのは田上トレーナーによる「MAIトレ」よりトレーニング前のストレッチ(3分強)と、お腹回りメニュー初級編(5分40秒)。

ストレッチは肩甲骨と股関節の可動域を高めるもので、3つの動きを15回ずつ行う。肩甲骨回りが硬い筆者は、これだけでも運動になり、じわっと汗が出てくる。

お腹回りのトレーニングでは、膝を立てての腹筋、足を持ち上げて床すれすれまで下ろす運動、それぞれ15〜20回を2セット行う。トレーナーに声をかけてもらえるので、一度動作さえ覚えてしまえば、画面を見ずにトレーニングができる。

なお、アップルウォッチを使えば、スタートボタンなどの操作が手元で行え、よりスムーズにトレーニングができる。

スタート後3日が経過したが、実のところ、腹筋運動はあまりお腹に効いたという実感がない。鍛えられていれば筋肉痛になるはずだが、いまだ表れないが、効果はあるのだろうか。

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